ニュース
3Dアバターで会議に参加 ドコモが「XRテレプレゼンスミーティング」の実証実験
NTTドコモは、1月末に「XRテレプレゼンスミーティング」の実証実験を開始。スマホで撮影した1枚の顔写真から3Dのアバターを生成し、VR/MRデバイスを使って仮想のミーティングルーム上で会議を行える。
NTTドコモは、1月末から「XRテレプレゼンスミーティング」の実証実験を開始。複数のパートナー企業が本システムのアプリを利用し、3Dアバターによる遠隔会議システムの有用性や課題を検証する。
スマートフォンで撮影した1枚の顔写真から3Dのアバターを生成し、VRデバイス「OculusQuest」やMRデバイス「MagicLeap」を利用して仮想のミーティングルーム上で会議を行う。VRデバイスでは視界が全て会議室となるため、没入感の高い会議や資料の共有、ブラウザ操作などが可能としている。MRデバイスは半透過型のため、実際にPCを操作しながら会議に参加できる。両機種が混合した環境でも利用可能だ。
従来の3Dアバター作成には3D撮影の専用ブースに入り、さまざまな角度からの撮影が必要だった。本システムでは写真1枚の顔部分から後頭部を推測し、自然な頭部になるよう3Dアバターを作成する。胴体部分は男女各5パターンを用意し、好みのファッションを選ぶこともできる。
関連記事
- ドコモら、5Gスマート工場「Smart Smile Factory」開設 遠隔MR会議とバーチャル工場見学を実用化
NTTドコモらは、11月12日に従業員が5Gを活用して工場内の業務にあたる「Smart Smile Factory」を開設。まずは「遠隔MR会議」と「バーチャル工場見学」を実用化する。 - ドコモ、超広視野角VRゴーグルレンズを開発事業者向けに発売
NTTドコモは、日本特殊光学樹脂と同社が開発した超広視野角VRゴーグルに関するライセンス契約を締結。11月16日からスマートフォン用超広視野角VRゴーグルレンズを法人(VRゴーグル開発事業者)向けに販売開始する。 - ドコモの5G×Magic Leap 1で“未来のコミュニケーション”を体感 高輪ゲートウェイ駅で実施
NTTドコモが、7月16日からJR高輪ゲートウェイ駅前の「Takanawa Gateway Fest」で、バーチャルコミュニケーション体験イベントを開催する。「5Gが普及した未来のコミュニケーション」をコンセプトにした約5分間の映像を、Magic Leapのウェアラブルヘッドセット「Magic Leap 1」を使って楽しめる。ドコモの5Gネットワークを活用してMagic Leap 1を体験できるイベント開催は日本初。 - ドコモ、MRヘッドセット「Magic Leap 1」6月19日発売 24万9000円
NTTドコモは、6月19日にMRヘッドセット「Magic Leap 1」を発売。価格は24万9000円(税別)で、6月9日10時からドコモオンラインショップで予約受付を行う。 - 新型コロナ対策でドコモやソニーが協業 バーチャル外出・面会サービスを検討
NTTドコモ、エムスリー、ソニーの3社は、医療機関・患者向けのICTやIoTの活用で協業検討を開始。第1弾としてVR・ARなどを活用した入院患者のバーチャル外出支援のトライアルから行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.