「Redmi Note 10 Pro」の姉妹機「Redmi Note 10」も各国で発売 違いは?
低価格スマートフォン「Redmi」シリーズを次々と投入するXiaomiの勢いは、グローバルで広がっています。日本では「Redmi Note 10 Pro」が発売されましたが、香港では「Redmi Note 10」も発売。Redmi Note 10 Proは1億画素カメラを搭載しながら3万円台の価格で話題ですが、Redmi Note 10はカメラ画質を抑えてさらなる低価格化を実現しています。
低価格スマートフォン「Redmi」シリーズを次々と投入するXiaomiの勢いは、グローバルで広がっています。日本でも2020年に入ってから「Redmi 9T」「Redmi Note 9T 5G」「Redmi Note 10 Pro」と3機種がリリースされています。一方、筆者の居住する香港では「Redmi Note 10」も発売。Redmi Note 10 Proは1億画素カメラを搭載しながら3万円台の価格で話題ですが、Redmi Note 10はカメラ画質を抑えてさらなる低価格化を実現しています。
本体カラーはグリーン、グレー、ホワイトの3色。背面は光沢感のある仕上げにしています。マットにも見えるRedmi Note 10 Proとは印象がちょっと異なります。このあたりは姉妹モデルとはいえ、異なる印象にすることで別の製品であることを大きくアピールしているのでしょう。
Redmi Note 10 Proとサイズを比較してみました。Redmi Note 10は6.43型、Redmi Note 10 Proは6.57型のディスプレイを搭載。解像度はどちらも1080×2400ピクセル。インカメラはどちらもパンチホール型ですが、画素数は1300万画素と1600万画素で異なっています。Redmi Note 10の方が価格が安い分、ディスプレイ下部のベゼル幅が太くなっています。本体サイズと重量はRedmi Note 10が74.5(幅)×160.5(高さ)×8.3(奥行き)mm、178.8g。Redmi Note 10 Proが76.5(幅)×164(高さ)×8.1(奥行き)mm、193gです。
カメラは4800万画素+800万画素+200万画素+200万画素。Redmi Note 10 Proは1億800万画素カメラが目立ちますが、Redmi Note 10 Proのカメラはそれほど存在感がありません。またホワイトカラー同士を並べてみましたが、背面の仕上げの差も分かるかと思います。
香港での価格はRedmi Note 10が1498香港ドル(約2万1000円)、Redmi Note 10 Proが2299香港ドル(約3万2000円)。ちなみにRedmi 9Tが1199香港ドル(約1万7000円)、Redmi Note 9T 5Gが1599香港ドル(約2万2000円)。香港に限らず中国以外の市場では、おそらくHuaweiの低価格モデル「lite」シリーズがしばらく出てこないでしょう。2021年上半期はこの4機種で価格に敏感なユーザーを一気に奪い取ろうとXiaomiは考えているわけです。
ちなみに、日本とよく似たキャリア販売ビジネスを行っている韓国でも、Redmi Note 10 ProとRedmi Note 10が発売されました。韓国は日本以上に海外メーカーの参入が厳しい国ですが、LGが事業撤退したことを受け、今後Xiaomiはハイエンドモデルを含めて新製品を多数投入していくかもしれません。キャリアビジネスが主流の日本でXiaomiが成功すれば、その体験は韓国市場での拡大に役立てることができるでしょう。
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