スマホで長文を入力したい! 外付けキーボードとの接続にチャレンジしてみよう(1/3 ページ)
最近のスマホはかなり高性能になり、スマホで仕事をする人も増えた。「スマホのフリック入力で論文の大半を書いた」という人もいる。だが、物理キーボードがあるとさらに便利になる。今回はスマホとキーボードを接続する方法やキーボードの種類を紹介する。
最近のスマートフォンは、かなり高性能・高機能な機種が増えています。動画を高画質で再生してもカクカクすることはなくなりましたし、タップしてから「うんしょ」とワンテンポ空いてから操作を受け付ける、というようなこともありません。
中には、「スマホで仕事しているよ」という人までいます。筆者のスマホネイティブな知り合いの中には、「スマホのフリック入力で論文の大半を書いた」という猛者もいます。
とはいえ、仕事でPCに触れるようになると、(多少アンバランスではありますが)あの物理フルキーボードをスマホでも使いたいと思うことでしょう。ここでは、スマホとキーボードを接続する方法、接続できるキーボードの種類などについて解説していきます。
スマホで使えるキーボードとは?
まずは、スマホで使えるキーボードを用意したいところですが、どのようなキーボードならスマホと接続して使えるでしょうか。
Amazonで「スマホ用キーボード」を検索すると、驚くほどたくさんのアイテムがヒットします。折りたたんでコンパクトになるもの、ノートPCのキーボードのような打鍵感のスリムタイプのもの、中にはいにしえのPCを思わせるメンブレンやメカニカルタイプの厚みのあるキーボードもリストアップされます。
このように、一口に「スマホで使えるキーボード」といっても、さまざまな形のものがあるのです。
スマホとの接続はどうするの?
キーボードなどの外部入力装置を使うには、端末と接続しなければなりません。スマホでは、
- 1.無線(ワイヤレス)
- 2.有線(ワイヤード)
で、入力装置とつなぐことができます。
1.無線(ワイヤレス)
キーボードをスマホとワイヤレス接続するには、Bluetooth接続または無線2.4GHz接続の2つの方法があります。後者の方法では、アダプターをスマホに取り付ける必要があるため、あまりスマートな方法とはいえないかもしれません。
Bluetooth接続であれば、ほとんどどのスマホでも、オプション機器なしで使えるので、選ぶならBluetooth接続できるタイプのものにしておいたほうが無難でしょう。
2.有線(ワイヤード)
キーボードとスマホをケーブルで接続する方法です。キーボードに取り外せないケーブルが付いているタイプの場合、USB Type-A接続のものが多いため、スマホのUSB端子に応じた変換アダプターが必要になってきます。
ケーブルを取り外せるキーボードなら、USB Type-C to Micro USBやMicro USB to Micro USBなどのような、スマホ側とキーボード側の端子と接続してデータ通信のできる可能なケーブルを追加して利用できるようになります。
注意したいのは、どのスマホでも有線接続ができるかというと、そうではないということです。普段は充電するのに使っているスマホ端子がUSB OTG(On-The-Go)、つまりスマホをPCのような親機とし、その他のUSB接続機器を使える規格に対応していないといけないからです。
対応しているかどうかが分からない場合、「USB OTG Checker」または「USB OTG チェッカーの互換性」などのアプリを使うと、素早く確認できるでしょう。前者では、チェックできる項目が多いのですが、英語表記というハードルがあります。後者は、アプリを開いただけでチェックできますし、日本語表記なので、より素早く確認したいという人にオススメです。
有線と無線、どちらを選んだ方がいいのでしょうか? Bluetooth接続タイプのものは、接続の設定がうまく行かないなどのハードルがあるかもしれませんが、いったん接続に成功すれば、キーボードを出して電源を入れればすぐに使い始められますし、片付けも楽。見た目もスッキリしているというメリットがあります。
さらに、複数のデバイス(スマホやPC)とペアリング設定をしておけば、スイッチ1つ、またはショートカットキーで切り替えられるものもあります。1つのキーボードで複数端末を操作したい人には便利でしょう。
有線接続では、ケーブルを接続するだけで初期設定がほとんどいらない、さまざまな端末を持っていてもケーブルを接続するだけでOK、確実に入力できる(入力信号をスマホに送信する)というメリットがある反面、見た目がごちゃごちゃしてしまいますし、片付ける際にケーブルをまとめなければいけないなどの手間がかかってしまいます。
自分の使い方、また性格に合ったものを選ぶとよいでしょう。
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