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中古で2万円台、5年前の「iPhone X」は今でも使える? iPhone 14 Proと比べて分かったこと(2/3 ページ)
5年前に発売されたiPhone Xを改めて検証。今はどれだけ使えるのか、どのような部分が新しい機種に比べて苦しい立ち位置になっているのかをまとめてみた。
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カメラ性能の差はHDRや暗所などで顕著に
カメラ性能については、厳密に世代差が出た。発売時のトレンドの違いもあるだろうが、iPhone XはHDR補正が弱く、明暗差の大きいところでは白飛びが目立つ。昼間の撮影が中心といった形であれば、iPhone Xでも今もなお十分利用できる。
以下の写真は、いずれも左がiPhone X、右がiPhone 14 Proで撮影したもの。
特にズーム性能は顕著だ。強化されたiPhone 14 Proに比べると一目瞭然の差になってしまった。
光量の少ない環境での撮り比べでは、夜景モードの有無によって明確に差が出る。iPhone Xでは夜景モードを備えていないため、暗所での撮影は被写体を捉えられていない。iPhone Xから14 Proに買い換えるとカメラ体験が大きく変わると実感するシーンの1つだ。
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