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世界スマートフォン市場、2022年10〜12月にAppleが首位奪還──Canalys調べ
Canalysが2022年第4四半期(10〜12月)と2022年通年の世界でのメーカー別スマートフォンの出荷台数に関する調査結果を発表した。第4四半期の総出荷台数は2014年以来最低の記録を更新。第4四半期のメーカー別シェアでは、AppleがSamsungから首位を奪還した。
調査会社Canalysは1月18日、2022年第4四半期(10〜12月)と2022年通年の世界でのメーカー別スマートフォンの出荷台数に関する調査結果を発表した。第4四半期の総出荷台数は前年同期比17%減で、2014年以来最低の記録を更新した。通年の総出荷台数は11%減で12億台を切った。
同四半期はホリデーシーズンを含むため、在庫の削減は進んだが、ハイエンド製品の需要が弱まり、「需要の急増と供給問題の緩和が見られた2021年第4四半期とはまったく対照的った」という。
メーカー別では、米Appleが韓国Samsung Electronicsから首位の座を奪還した。「需要の縮小と鄭州(中国河南省の省都)での製造上の問題に直面したにもかかわらず」過去最高のシェアを達成した。
3四半期にわたって首位だったSamsungは、通年では首位の座を守った。第4四半期でも通年でも3位の中国Xiaomiは、3位は保ったものの、インドで9月に同社製品が爆発したと報じられたことなどで大きくシェアを下げた。
Canalysは、2023年については、横ばいあるいはわずかに成長すると予測した。「インフレ圧力は徐々に緩和されるが、利上げ、景気減速、苦戦する労働市場の影響により、市場の可能性は制限されるだろう」としている。
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