月間100GB「ahamo大盛り」を契約してみて分かったメリットとデメリット(1/2 ページ)
ahamo大盛りを1カ月間利用したとき、どれくらいまでデータ量を使うのだろうか。1日ごとのデータ消費量、そして使用アプリ・ソフトウェアについても可能な限り掘り下げた。
NTTドコモのahamo大盛りは月額2970円、データ量20GBのahamoに、月額1980円でデータ量80GBの「大盛りオプション」を追加することにより月額4950円で100GB使えるプランです。
データ量100GBともなると、人によっては固定通信が不要になるほどのデータ量です。物価上昇による節約志向が高まっている中、「ahamo大盛りだけで、スマートフォン・家のインターネットの通信をまかなったら1カ月何GBぐらい使うのか?」と考えている方もいるでしょう。
この記事ではahamo大盛りを1カ月間利用したとき、どれくらいまでデータ量を使ったか?について、筆者個人の体験ですがまとめてみました。1日ごとのデータ消費量、そして使用アプリ・ソフトウェアについても可能な限り掘り下げています。料金は全て税込みです。
1カ月の利用シーン
- 期間:2023年1月1日〜1月31日
- 単身者利用
- 自宅にPCはあるが、あまり使わない。その代わりiPhoneを使用
- メインで利用するアプリはSafari、YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオ、Apple Music
- 画質/音質はそれぞれ、YouTube「自動設定」(ほぼ360p)。Netflix 動画再生のモバイルデータ使用量「自動」。Amazonプライムビデオ ストリーミング品質「中」。Apple Music「ロスレスオーディオ」オフ
- 通勤時間は片道25分。その間はYouTube、Apple Musicを利用。
- 平日:帰宅後に1〜2時間、Netflix、YouTubeアプリなどを利用(利用しない日もあり)
- 土日:自宅にいる時はNetflix、YouTubeアプリなどを利用(1日数時間〜10数時間程度)。外出時はYouTube、Apple Musicなどを利用
- 休日日数合計:11日
- テレワークは2日間実施(1月17日、1月25日)。テザリング利用。テレワーク日は1時間「Google Meet」でミーティングを実施。その他、YouTube視聴、記事制作でPCを利用
- オフィス内はWi-Fi利用
【1月1〜10日】何も気にせず動画視聴していると、20GBでは足りなくなってくる
長野県の実家に帰省していた2023年1月1日の夜まではあまりスマートフォンを触る機会がなかったためか、1日を通しての利用データ量は1GBにも達しませんでした。ちなみに1月1日時点での筆者の契約は、まだデータ量20GBのahamoのままで、大盛りオプションは申し込んでいません。東京へ戻った後の土日は1日中、Netflix、YouTubeなどを利用する日が多かったため、消費データ量は一気に大きくなります。
平日でも帰宅後にYouTubeを1〜2時間程度見た日だとGB単位のデータ量が消費されることも。そういった使い方をして過ごしてきたためか、10日間を終える頃には、残りデータ量は2GB程度となっていました。
大盛りオプション追加、ただし申し込み手続きができない時間帯もあり
1月12日の夕方には利用可能データ量が完全にゼロになったので、ahamoサイトへログイン、そして大盛りオプションの申し込みをしました。ahamo低速時の速度は最大1Mbps。「サクサク」とはいえませんが、この通信速度でもahamoサイトにログインし、大盛りオプションを申し込むことは可能です。大盛りオプションを申し込めば、ものの数分で80GBのデータ量が追加され、再び高速通信が使えるようになります。
ただし、毎週火曜日の22時から翌日8時30分までは、ahamoサイトの定期メンテナンスが実施されるため、大盛りオプション追加はおろか、その他一切の手続きができなくなる点には注意が必要です。なお、大盛りオプションは申し込み手続きした翌月から適用させることもできますし、申し込み手続き日から適用し、その月の月末に停止させることもできます。
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