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モバイルSuica使えず、原因はシステムサーバの電源トラブル JR東日本で大規模な通信障害(追記あり)
モバイルSuicaの利用など、JR東日本のインターネット関連サービスで大規模な通信障害が発生している。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は6月24日、同午前0時37分頃からモバイルSuicaの利用やチケット予約サービス「えきねっと」など、同社のインターネット関連サービスが使えなくなっていると発表した。
同日午後12時58分、モバイルSuicaでネット経由のチャージ機能が復旧していることを記者が確認した。
【更新履歴:2023年6月24日午後12時58分 モバイルSuicaが復旧した旨を追記しました。】
原因はシステムサーバの電源トラブルだという。利用できないサービスは以下の通り。
- みどりの窓口、券売機等でのクレジットカードの利用
- えきねっとでの予約、変更、取り消し
- モバイルSuicaアプリのご利用(チャージ、Suicaグリーン券の購入など)
- JR東日本びゅうダイナミックレールパックの予約、取り消し
- JR東日本グループのエキナカ、駅ビルの店舗等でのクレジットカードの利用
同日午前10時現在もサービスは復旧していない。
みどりの窓口や券売機で現金の利用、既にチャージされているSuicaの利用、Suicaへの現金チャージ、えきねっとで予約済みのきっぷ受け取り、予約済み新幹線eチケットの利用、JR東日本びゅうダイナミックレールパックの予約済み商品の受け取りは現在も利用できるとしている。
JR東日本は公式Twitterアカウントで「大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」としており、状況についてはJR東日本のWebサイト上で随時更新するという。
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