「ポケモンスリープ」を1週間“プレイ”して生活リズムが改善したワケ:寝ながらゲットだぜ(1/2 ページ)
眠るだけでポケモンの育成と収集ができるという「ポケモンスリープ」。“良い”眠りのため定められた時刻に就寝することがキモとなっているこのゲームを、かねてより睡眠に関心を抱いている筆者がプレイして、生活に表れた変化をリポートします。
皆さんは、布団に入ってから寝付くまでの時間を気にしたことがありますか。筆者は10代後半くらいの頃からその時間差を気にして、毎晩同じアルバムを就寝時に流すということをしていました。再生から何曲目で記憶がなくなったかにより、「今回は15分」「今回は20分」などと計っていたのです。
そんなわけで、iPhone購入後、比較的早い段階で「SleepCycle」アプリを導入したのですが、当時は布団生活だったため、反応が鈍く、実態に即していないような気がしていましたし、単調な作業に飽きて挫折。最近になって、スマートウォッチが生活の中で当たり前に幅を利かせるようになってきたので、「これでいっか」と妥協していました。
が、スマートウォッチはいびきや歯ぎしり、寝言などの録音を行えません。睡眠中も活発な筆者としては、真の意味での睡眠ログのためにも、録音データが欲しいところ。
そんなことを考えていた矢先、ゲーム性のある睡眠ログアプリ「Pokemon Sleep」(以下、ポケモンスリープ)が発表されました。大々的にメディアで取り上げられましたし、X(旧Twitter)でもプレイする人が増えているようでしたし、何より収集癖のある自分にぴったりなのではなかろうかと思い、試すことにしました。
ポケモンスリープとは?
ポケモンスリープは、プレイヤーが眠ることで、アプリ内のカビゴンを育成しつつ、ポケモンたちの寝顔を集めるゲームです。
睡眠ログとしては、眠りの深さを「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3レベルで計測。アプリを起動して(布団に入って)から実際の入眠までかかった時間、睡眠時間、睡眠時に発した音などを記録します。
眠りの各レベルの時間に応じて、今回、どの睡眠タイプに当てはまるかを診断。そして同じタイプのポケモンがカビゴンの周りに集まってくるので、その寝顔を収集できる、というわけです。なお、同じポケモンでも、寝顔の種類はいくつかあって、それをコンプリートするのもこのゲームの面白さとなっています。
眠っている間に集まってくるポケモンの数は「ねむけパワー」によって変わります。ねむけパワーは、カビゴンがそれまで獲得した総エナジーに睡眠スコアを乗じたもの。早めの就寝と、質の良い睡眠、カビゴンへのお世話でねむけパワーの数値を高められます。また、リサーチする場所(リサーチフィールド)によっても生息するポケモンは変わるので、リサーチランクアップで開放されるフィールドへ、週の切り替え時に移動するのも、コンプリートを早める方法の1つかもしれません。
カビゴンのお世話は、昼間に行います。具体的にはお手伝いしてくれるポケモンが集めてくれた食べ物(「きのみ」と「食材」)を拾って与えること、1日3回、食材を使った料理を与えることです。アプリを開く時間がなくても、「いつのまにか育成」機能で、ポケモンたちが「きのみ」をカビゴンに与えてエナジーを増やしてくれるので、カビゴンの成長が止まるということはありません。
ゲーム開始前には、国や言語、生年月日、ユーザーネームの設定を行います。また、就寝時刻の目標を「ねむりの約束」として設定します。この約束を守れば守るほど、「ごほうび」をもらえるとのことなので、これは期待大です。
ねむりの約束設定画面。8月25日に仕様変更があり、これまで目標時刻の前後30分以内に計測をスタートすると“約束を守った日”としてカウントされていましたが、目標時刻の90分前からに30分後までとなりました
設定したら、あとは「ねむる」をタップして、スマホのディスプレイを伏せた状態で枕元に置いておくだけ。同アプリ配信直後は「電源をつないだまま」にすることが推奨されていましたが、今はバッテリー残量が十分ある場合は、電源に接続しなくても問題ないと公式が発表しています。
ちなみに、筆者がポケモンスリープをインストールするのに選んだのは「OPPO Reno9 A」。新しい機種ですし、そもそもバッテリー持ちがいいので、充電せずにポケモンスリープをプレイ(?)するのにはピッタリではないでしょうか。
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