iOS 17で本領発揮のスタンバイ機能を実際に試して分かったこと “話題のスタンド”が便利なワケ(2/4 ページ)
Appleから新しいOS「iOS 17」が登場し、新たにスタンバイ機能が提供された。充電中のiPhoneを有効活用する本機能を、“あのスタンド”を使ってスタイリッシュに利用してみて分かったことをまとめた。
組み立ては簡単 iPhone以外も充電可能
Forte for iPhone with MagSafeは単なるスタンドのはずだが、パッケージの重量は実測で504.5gと、手にするとズシリとくる。中身は至ってシンプルで、スタンドとアーム、六角レンチとネジ、簡易マニュアルが付属するだけだ。
スタンドの底面には4つのラバーが装着済みで、サイズは実測で88(幅)×10.85(奥行き)×8(厚さ)mm(出っ張りを含む)、アーム込みの重量が416gある。適度な重量とゴム足のおかげで、小型ながら安定感は非常に高い。つや消し塗装のアームと合わせて、シンプルながら落ち着いた色合いだ。
アームの先にある円形の部分は約75度〜180度の範囲で可動し、ここに別売のMagSafe充電器をはめ込む。後は別途用意したUSB Type-Cアダプターをつなぐだけで準備は完了する。
ここに、iOS 17にアップグレードしたMagSafe対応iPhone(iPhone 12以降)を吸着させるだけで、スタンバイ機能を利用できる。ちなみにスタンバイ機能の設定は、iPhoneの「設定」→「スタンバイ」から行う。
iPhoneとの吸着は、MagSafe充電器の磁力を利用する。iPhoneを取り外す際もスタンドが移動することもなく、MagSafe充電器が外れてしまうこともない。ただし、別途iPhoneケースを利用している場合は、マグネットを内蔵したMagSafe対応ケースが必要だ。
他にも、AirPods(第3世代)やAirPods Pro(第2世代)といったMagSafe充電ケースも取り付けられる他、水平にすればiPhone以外のQi充電に対応したデバイスを充電することも可能だ。
続いて、スタンバイ機能をカスタマイズしていこう。
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