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ポケGOのNiantic、生成AIをARペット「ペリドット」に活用 現実の物体を認識して反応がリアルに?
Nianticは「生成AIを活用してキャラクターをよりリアルでインタラクティブな存在にする最初の例だと考えている」としている。
米Nianticは11月15日(現地時間)、ARを活用したペット育成アプリ「Peridot」(ペリドット)に生成AIの技術を取り入れたと発表した。カメラを通して現実世界の物体を認識し、ペットがより豊かな反応を見せるようになるという。
ペリドットは5月に同社がiOS、Android向けにリリースしたアプリ。スマホのカメラを使ったARの利用が必須で、仮想のペットが現実世界の障害物や壁などを認識して動くようすも楽しめる。
今回のアップデートでは、生成AIを活用することでカメラに何が写っているのかを認識し、それに応じたユニークな反応をペットが見せるようになった。
具体的には、米Metaの「Llama 2」をカスタマイズした大規模言語モデル(LLM)に、ペットの性格(社交的か内気か、年齢や経験など)に関する情報と、カメラで認識した物体の情報を渡し、どのような反応をするかを生成して反映するという。
紹介されたデモでは、花束を認識してペットが匂いを嗅ぐ動作をしたり、猫を認識して驚いたり、食べ終わった空の皿に反応したりといった様子が紹介されている。
Nianticは「ゲームデザイナーが生成AIを活用してキャラクターをよりリアルでインタラクティブな存在にする最初の例だと考えている。ARのキャラクターを進化させるために、AIはが必要不可欠だ」としている。
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