いまさら聞けない「ChatGPT」連載スタート 仕事や生活で役立てるために、これから始める3つの基本操作:ChatGPT使いこなし術(1/2 ページ)
「ChatGPT」の基礎から応用まで、仕事や生活で役立てるためのTipsを連載で紹介する。
2023年から大きな注目を集める「ChatGPT」──既に試した人も、結局まだ使ったことがないという人もいるだろう。本連載では、ChatGPTを仕事や生活で積極的に役立てるため、基本知識から基本操作、実用テクニックまでを紹介していく。
「ChatGPT」とは何か
まずChatGPTについておさらいしておこう。これは米OpenAIが2022年11月に公開したAIチャットbotであり、まるで人間が自然に会話を返してくれるかのごとく、テキストチャット等にて応答してくれるのが特徴だ。
具体的な活用方法については非常に多岐にわたる。ひとまずは、書類やメールのひな型を作成したり、アイデアや情報を整理したりといった運用をイメージしておけば十分だ。
いろいろなChatGPTの提供形態がある
前提として理解しておきたいのは、サービスとして複数の形態で提供されているということだ。大きく分けると、市場には純粋に「ChatGPT」という純正サービスとして提供されているものと、ChatGPTの仕組みを活用しつつ別のブランド名で提供されているサービスがある。これらをざっくり整理すると以下のようになる。
純粋なChatGPT
(A)各種ブラウザで利用できるWebサービス版のChatGPT
(B)スマートフォンで利用できるモバイルアプリ版のChatGPT
別ブランドの元で提供されているChatGPT的体験
(C)Microsoftの検索エンジン「Bing」に搭載された「Coplilot(旧Bing Chat)」
(D)Windows 11に搭載された「Copilot in Windows」
(E)ChatGPTのAPIを利用したサードパーティー製アプリやチャットbotなどでの利用
このように、提供されている状況がなかなか複雑なので、今回はシンプルに、「PCから(A)Webサービス版のChatGPTを使う」という想定で話を進めたい。ここからは、2023年12月時点における画面を元に、利用に必要な3つの基本手順を確認していこう。
ポイント1:アカウントを作る
まずはPCから任意のブラウザを起動して、「ChatGPT」の公式サイトにアクセスする。初めて利用する場合には、「Sign up」を選択し、必要な登録手順を進める。
以上で、アカウントの登録操作は完了だ。
なお、ChatGPTは、英語版の画面と日本語向けの画面が異なる。Google検索結果を開いた画面で「日本語」という候補をクリックすれば、次のような画面が起動する。以降の手順説明では、こちらを使っていきたい。なお、現時点において「ChatGPT Plus」の登録は不要なので、「Free(無料版)」のままで問題ない。
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