“100円ショップガジェット”はあり? なし? 実際に使って分かった結論(1/2 ページ)
身近にある100円ショップでは、さまざまなガジェット関連商品が販売されている。ただ、100円クラスの製品が、どれだけ使えるのか気になっている人も多いだろう。今回は、筆者が実際に購入したものの中で「アリ」だった製品をまとめた。
皆さんの身近にある100円ショップでは、さまざまなガジェット関連商品が販売されている。ただ、100円クラスの製品が、どれだけ使えるのか気になっている人も多いだろう。今回は、筆者が実際に購入したものの中で「アリ」だった製品をまとめた。
iPhone向けのフィルムやケースは「割り切ればアリ」
100円ショップでアリだった商品は、iPhoneをはじめとしたApple製品向けのアクセサリーだ。主にiPhone向けの画面保護フィルム、ケースが多くを占める。筆者もいくつかの機種で複数の製品を利用してきたが、特段不満を感じたものはなかった。総合的に見れば、アリと考えられる商品だ。
特に画面保護フィルムは近年では質感も向上し、こだわりがなければ「これでいい」と思わせるクオリティーまで進化した。量販店などで販売されている高価なものに比べると、透明度で劣る傾向はある。また、張り付けやすさ、保護範囲に少々難のあるものもあるが、価格を考えれば十分すぎる。
画面保護フィルムは消耗品に該当する商品なので、劣化したら交換することを推奨する。100円商品は安価なので、半年に1回交換するといった使い方もできるので、品質は劣っても十分ありと思わせる製品だった。
近年ではブルーライトカットフィルム、のぞき見防止フィルム、ガラスフィルムも販売されており、多種多様なバリエーションが展開されている。一方で、同じiPhone向けでもiPhone 12 miniやiPhone 13 mini向けは製品が少なくなってきている。フィルムが機種ごとに互換性がないこと、現在終売となったサイズであることが、商品減少の理由と考えられる。
近年では100円ショップにも一部Androidスマートフォン向けのフィルムが発売されている。ただ、画面内指紋認証が利用できなかったり、エッジ部分までカバーできなかったりするフィルムが中心だ。アリといえるのはiPhone向けのフィルムであることが多い。
なお、韓国ではAndroidスマートフォン「Galaxy」も多く普及しているため、現地のダイソーでは同機種向けのケースやフィルムの取り扱いがあった。日本でもAQUOSシリーズやGoogle Pixelの普及次第では、100円ショップでも各種アクセサリーが取り扱われる可能性がありそうだ。
iPhone向けのケースも使ってみると、100円という価格を考えれば悪くない。比較的安価なTPUケースやハードケースはもちろん、レザー風のケースやキャラクターがプリントされたケースも販売されている。こうしたケースも、消耗品として考えればアリだと感じた。
100円ショップのケースは家電量販店などで販売されている高価なものと比べると、やはり耐久性やフィッティングなどで劣ってしまう。これらの欠点も価格の安さでカバーできるので、画面保護フィルムと同様に、消耗品として割り切るのであればアリだと感じた。
iPhone以外のApple製品向けアクセサリーもハズレが少ない
iPhone向けは充実しているが、それ以外のApple製品向けのアクセサリーも充実している。iPad向けの画面保護フィルム、AirPods Proのケースカバーや互換イヤーピースも販売されている。店舗によってはApple Pencilの替え芯まで販売されており、Apple製品が多く普及していることを実感させられる。
これらの商品について、実際に使ってみると品質では大手メーカー製や純正品には劣るが、使い勝手を損ねるものは少ない。取りあえず“つなぎ”で利用する場面では、何ら問題なく利用できるので、急ぎで欲しい場合にはアリの商品だ。
近年ではApple Watch向けの商品も充実している。実は100円ショップでもApple Watch向けの画面保護フィルム、保護ケース、替えのバンド、充電器を購入できる。特に充電器は純正品が数千円となかなか高価な設定のため、100円ショップで予備が購入できることは大きい。 中古で購入してバンドや充電器がない場面でも「100円ショップに駆け込めば何とかなる」という安心感は意外と大きい。
関連記事
- 税込み550円で本当に「ハイレゾ」が聞ける? ダイソー「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」がハイレゾ入門に最適かも
100円ショップなどで販売されている格安ガジェットを実際に購入し、試してみる連載。今回は、ダイソーにおいて550円で販売されている「マイク付ハイレゾ対応イヤホン」を試してみた。この価格で、本当にハイレゾに対応していることは驚くべき製品だといえる。 - ファミマで売っているカラフルな「USB-Cケーブル」 使い心地はどう?
100円ショップで売っているガジェットを試していく連載……なのだが、コンビニエンスストア「ファミリーマート」で販売が始まったカラフルなUSBケーブルをどうしても試したくなった。少し懐かしさを感じさせるクリアカラーのデザインで、値段相応の給電とデータ転送が可能となっている。 - キャンドゥで110円の「micro USB→Type-C変換アダプター」が意外と便利! 家で留守番していたケーブルが復活
100円ショップで購入できるデバイスを実際に購入して試す連載。今回は、キャンドゥで110円で購入できる「マイクロUSB→タイプC変換アダプタ」を試す。最大5V/3Aの充電にも対応しており、データ転送も行える。 - 1100円のダイソー「完全ワイヤレスイヤホン」が意外と高機能でお値段以上だった
110円〜1100円程度で購入できるデバイスを試す。今回はダイソーのBluetoothイヤフォン「完全ワイヤレスイヤホン」を試してみる。1100円で購入できる上音質もそれなりに良好で、「今すぐイヤフォンが必要!」といった緊急の場合に取りあえず購入しておくのに向いている。 - ダイソーで売っている「330円イヤフォン変換アダプター(DAC付き)」はスマホやPCで便利に使える? 試してみた
最近は「100円ショップ」でもスマホやPCで使える周辺機器が販売されています。この記事では、ダイソー(大創産業)で税込み330円で販売されている「USB Type-C イヤフォンジャック変換コード 5cm 4極マイク対応」を試します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.