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「Leitz Phone 3」を今、選ぶべき理由 ライカの“濃厚な世界観”に浸れるのはこの機種の特権だ(2/3 ページ)

ライカのスマートフォンに第3世代となる「Leitz Phone 3」が登場した。おなじみの4720万画素1型イメージセンサーにSUMMICRON 1:1.9/19 ASPH.レンズを搭載したカメラが特徴であり、ライカによるチューニングが施され、ライカの世界観を体現した一台となっている。

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可能性を感じる「ライカ・パースペクティブ・コントロール」

 Leitz Phone 3のもう1つの新機能がライカ・パースペクティブ・コントロールです。

 ライカ・パースペクティブ・コントロールは内蔵ジャイロセンサーを活用してパースを補正する、いわゆるデジタル版シフト撮影機能です。本家ライカではM10-Pから搭載された機能ではありますが、Leitz Phone 3でも同じ機能が使えるようになりました。

Leitz Phone 3
成功例。ただし、引き伸ばされたところの解像度悪化が気になる

 建築写真撮影時に広角レンズで下から撮影すると先すぼまりになるところを、不動産の宣材写真のような真っすぐに補正してくれる機能なのですが、筆者の環境では撮影範囲や画質が安定しない印象を受けました。

Leitz Phone 3
過剰なトリミングとなる失敗例

 こちらが失敗した例です。画面ではマンション全てを捉えていましたが、被写体の自動認識がうまくいかず、かなり大胆なトリミングされてしまいました。こういった失敗写真となる確率が高く、現時点ではLightroomなどのレタッチの方が使いやすい状態で、まだまだ洗練の余地があると思います。

Leitz Phone 3
実際の撮影の様子。マニュアルモードのみの機能であり、フレーム内が現像の範囲となる

 とはいえ、うまく決まったときの写真は唯一無二です。Leitz Phone 3を手にしたら建築写真を中心に、水平垂直を生かした構図を狙いたいものです。

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