「Pixel Watch 3」開封レビュー Googleの新型スマートウォッチを試して分かった進化点:スマートウォッチ ナビ(2/3 ページ)
Googleのスマートウォッチが「Pixel Watch 3」に生まれ変わった。新たにサイズも45mmと41mmの2サイズになるなど、従来から変わったところ、変わらなかったところをチェックした。
Pixel Watch 3ならではの新機能
ここからは、Pixel Watch 3の新機能についてみていこう。といっても、新機能の多くはランニングに関するものだ。
ランニング中に、リアルタイムでペースや心拍数などをガイドしてくれる「ランニング ガイダンス」が追加され、ランニング後には歩行のリズムや歩幅、地面との接触時間などを総合的に分析するフォーム記録も強化された。
これらの新機能は、ランニングをしない人には意味がないものだが、もちろんそれ以外の機能もある。ランニング以外では、「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」の3つの機能が追加された。
今日のエナジーは、安静時心拍や心拍変動(HRV)、最近の睡眠状況などから、体の主要や回復生体指標を導き出すというもので、Garminでいうボディーバッテリーと同様の指標だ。今日のエナジーが100に近ければ体が回復しており、アクティブにトレーニングが可能、数値が低ければトレーニングを休むか軽めにしておくといった参考になる。
有酸素運動負荷は、有酸素運動中に心臓がどの程度激しく動いているかを記録し、トレーニングの過不足などを把握できる。目標負荷は、今日のエナジーと最近の有酸素運動負荷を考慮し、その日の運動目標を提案する機能だ。
なお、今日のエナジーは初代Pixel WatchやPixel Watch 2でも利用できるが、有酸素運動負荷と目標負荷はPixel Watch 3専用となっている。
ただし、これらの数値を確認するには、Pixel Watch 3を7日間装着する必要があり、今回の試用期間では実際に確認することはできなかった。
運動以外では、Pixel Watch 3上でPixelに搭載されている「Google Pixelレコーダー」が利用可能になった。Pixel Watch 3上で文字起こしをすることはできないが、Pixelスマートフォンとペアリングしている場合には、スマートフォンのレコーダーアプリにバックアップでき、そこで文字起こしが可能だ。スマートフォン経由でクラウドへのアップロードも行える。ただし、Pixelスマートフォン以外では、そもそもスマートフォンへのバックアップも行えないようだ。
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