“チェックイン”文化を生んだ老舗の位置情報アプリ「Foursquare」、12月にサービス終了 Swarmに集中
アプリ運営は「Swarm」(スウォーム)に集中する見込みだ。
米Foursquareは10月22日(日本時間)、現在地付近の飲食店を探せる位置情報サービスアプリ「Foursquare City Guide」の提供を12月16日に終了すると発表した。Webブラウザ版も2025年初頭に提供を終了する。
Foursquare(フォースクエア)は、2009年3月に提供が開始された。当初は位置情報を使ったSNSが主力機能で、ユーザーは実際に訪れた場所でアプリを起動し、表示されたスポットにチェックインする。
チェックイン回数などに応じてもらえるバッジを集めたり、見知らぬ人とスポットのチェックイン回数を競ったり、友人やTwitter(X)、Facebookに今いる場所を共有したり、その場所にまつわるTipsのコメントを残したりなど、当時のSNS黎明(れいめい)期にあわせ、ライフログやゲーム的な要素が人気を集めた。
2014年にはアプリ名をFoursquare City Guideに変更し、近くの飲食店を探せる機能に特化された。チェックインを起点とするSNS機能は「Swarm」(スウォーム)という新アプリに分離している。
Foursquare City Guideの終了後も一部のデータはSwarmに引き継がれ、今後も新機能を追加する予定だという。Foursquare City Guideの提供終了に関するガイドは公式サイトで確認できる。
Foursquare創業者のデニス・クローリー氏は自身のthreadsで、「このニュースで数日落ち込んでいたと認めなければうそになります。これらのアプリが長い間優れていたのは驚くべきことで、ユーザーの皆さまに心から感謝します。ちなみにFoursquare社は収益が1億ドルを超えるなど順調で、Swarmは主力アプリとして残ります。私は同社がSwarmで何をしようとしているのか本当に興味があり、チームと製品を応援しています」とコメントしている。
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