ポケモンの新アプリ「ポケポケ」は何がすごいのか? カジュアル層からガチ勢まで心をつかむ、ルールとUIの“引き算”(1/2 ページ)
当初はあまり興味がなかった記者が、ゲームをインストールしてからだんだんと面白さに気付いた理由を紹介しよう。
ポケモンのスマートフォン向けアプリといえば、「ポケモンGO」や「ポケモン スリープ」「ポケモン ユナイト」など、社会現象を引き起こすことが、もはや珍しくない“勝ち確”コンテンツだ。
10月30日にリリースされた新アプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket」(通称、ポケポケ)も、既にSNSなどを中心に話題を集めている注目タイトルとなっている。海外報道のMobilegamer.bizによれば、1日あたり約300万ドル(約4.6億円)の収益があり、リリースから4日で既に推計約1200万ドル(約18.4億円)を売り上げているとの試算もある。
本作は世界中で長年にわたり人気の「ポケモンカードゲーム」を題材にしたゲームアプリとなっているが、カードゲームというと複雑なルールを覚えたり、カードを集めたり、対戦する相手が必要だったりと、新たに始めるにはかなりハードルが高いと記者は思っている。
そんなイメージがある状況で、スマホというプラットフォームでポケモンカードの世界観がどのように構築されているのか。当初はあまり興味がなかった記者が、ゲームをインストールしてからだんだんと面白さに気付いた理由を紹介しよう。
“ポケカ”のハードルを下げるポケポケ
ポケモンカードゲームは日本発の本格トレーディングカードゲームとして1996年に発売され、瞬く間に子供たちの間で大流行した。現在のアラサーはまさに直撃世代で、友達とカードを交換したり対戦したりした思い出が鮮明に残っている人もいるだろう。
28年が経過した現在も根強い人気を誇っており、開発元のクリチャーズによれば、14言語/89の国と地域で販売、累計製造枚数は529億枚以上を記録しているという。
近年は希少カードや限定カードが高額で取引されるなど、金融商品のように扱われる現象が起こったのも記憶に新しい(現在は増産などの影響で落ち着いているらしいが)。
──と、ファンにとっては現在も熱いコンテンツなのだが、多くの人にとっては「子供の頃によく集めてたな」「コロコロコミックの付録にデカいポケカがあったな〜」「ルールが思い出せない」という感じで、きっかけがないとあらためて紙のカードゲームをプレイしようという気は起きないことがほとんどではないだろうか。
しかし、ポケポケはそんなハードルの高さを感じさせるポケモンカードゲームの本質的な魅力を残しつつ、スマートフォンならではの手軽さと快適さを追求して具現化しているのが特徴だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ポケモンカードの収集や対戦を楽しめる新アプリ「ポケポケ」公開 SNSでは“気持ちいい”操作感が話題に
アプリの公開直後から「アニメーションが美麗すぎる」「すてきなUI」と評価する声が多数寄せられている。
9割以上が「ポケモンGO」をほぼ毎日プレイ よく遊ぶ機能は?:読者アンケート結果発表
ITmedia Mobileでは読者アンケート企画として、「Pokemon GO(ポケモンGO)」について聞きました。9月26日から28日(午前)までにアンケートを実施したところ、2167件の回答が集まりました。どのくらいの人がプレイしていて、どんな機能で遊んでいるのでしょうか。
ポケモンGOの「ハロウィン2024パートII」、新衣装の「ケロマツ」「モクロー」などが登場
ポケモンGOは、10月28日10時から「ハロウィン2024パートII」を開催。魔女の帽子をかぶった「ケロマツ」、ハロウィン衣装をつけた「モクロー」をはじめ「キョダイマックスゲンガー」などが登場する。
ポケモンGOでハロウィンイベント開催、「モルペコ」「ダイマックスゴース」が登場 10月22日から
ポケモンGOにて、10月22日10時から「ハロウィン2024パートI」を開催。「モルペコ」が初登場し、一部のポケモンはバトル中に特別なわざが使える。1つ星の「マックスバトル」には「ダイマックスゴース」が初登場する。
ポケモンGOで「ガラル探検」開催 色違いのガラル三鳥やザマゼンタが登場
ポケモンGOで、10月11日20時まで「ガラル探検」が開催中。色違いの「ザマゼンタ」が登場し、イベントの開始時点から「おさんぽおこう」を使うと出会えるポケモンが変化するという。



