ローソンで最大1GBもらえる「povo Data Oasis」スタート 店舗にいなくてもOK? KDDIに聞いた
実際に試したユーザーの中には「ローソンが隣にある自宅から利用できた」「オフィスビルにローソンが入っているので、会社にいながら100MBもらえた」といった声も挙がっている。
KDDIが11月19日にオンラインブランド「povo2.0」で始めた「povo Data Oasis」は、ローソンに来店した客にデータ容量100MBをプレゼントする新サービスだ。
同サービスは19日の午前0時からスタートしたが、実際に試したユーザーの中には「ローソンが隣にある自宅から利用できた」「オフィスビルにローソンが入っているので、会社にいながら100MBもらえた」といった声も挙がっている。
KDDIの広報部によれば、位置情報については端末側の位置情報のみを使っており、現時点で店舗内にビーコンを設置するといった厳密な管理の予定などは決まっていないという。地方にある駐車場が大きい店舗なども考慮し、あくまでローソンの近くにいれば来店扱いにするという方針のようだ。
利用手順は?
povo Data Oasisを利用する手順は、まずpovo2.0アプリを起動し、画面内に表示される特設バナーをタップする。続いてWebサイトで登録しているメールアドレスを入力し、ワンタイムパスワードを発行してログインする。その後は表示された利用規約に同意して、位置情報を送信したらデータチャージが完了する。
データ容量の付与は月10回(1日1回、最大1GB)まで、さらに有効期限は翌日の23時59分までという制限はあるが、行動圏内にローソン店舗があり、povo2.0をサブ回線として使っているユーザーなら有効活用できる場合もあるだろう。
500円分のローソン買い物券と300MB分のデータ容量が500円で販売されていたり、からあげクン1つと300MB分のデータ容量が248円で販売されたりなど、ローソンで買い物をすると実質的に無料でデータ容量がもらえる特別なデータトッピングも用意されている。
これらは三菱商事、KDDI、ローソンの3社による取り組みの一環で、「ローソンへの来店機会を増やす」という目的のユニークなアプローチとして興味深いものだ。
→・KDDI×ローソンの「リアルテックコンビニ」始動 Ponta経済圏拡大、povoの利用促進を目指す仕掛けとは
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