「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」を2週間使った結果 血圧を“24時間自動で”測れることの大切さを実感(1/2 ページ)
血圧は24時間、さまざまな要因で上がったり下がったりするので、毎日同じ時間に測定することが重要になる。そこで活用したいのが、血圧計を内蔵しているファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」だ。2週間装着して、どれほどの効果があるのかを確かめてみた。
銭湯やスポーツクラブに必ずといっていいほど血圧計が設置されているように、血圧は最も身近で重要なバイタルデータの1つだ。健康診断でも必須項目となっているのは、ご存じの通り。実は筆者も健康診断で高血圧を指摘され、治療を受けている。
血圧は24時間、さまざまな要因で上がったり下がったりする。健康診断時の一瞬では捉えられない、“仮面高血圧“が多いとされるのもこのためだ。そこで毎日同じ時間に測定し、「血圧手帳」に記入するよう指導されるのだが、これがなかなか続けられない。高血圧を放置すれば動脈硬化につながり、脳や心臓に深刻なダメージをもたらす怖いものだと分かってはいても、症状がなければついおろそかになってしまう。同じ悩みを抱えている人は多いのではないだろうか。
そこで今注目しているのが、血圧計の機能を搭載したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」だ。現在クラウドファンディングの「GREEN FUNDING」で先行リリース中の製品だが、12月25日時点で支援総額が7000万円超え、目標達成率が2400%超えのビッグプロジェクトになっている。2025年1月30日のプロジェクト終了までは、16%オフの5万635円で支援購入が可能だ。そこで一体どんなデバイスなのか、ひと足早く2週間装着して試してみた。「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で累計支援額が1億円を突破した結果を受けて、2月に公式発売が決定した。詳細は公式サイトを確認してほしい。
血圧計内蔵とは思えない? スマートウォッチとしても快適に使える
HUAWEI WATCH D2は大きく見やすい、1.82型の有機ELディスプレイを搭載する。「自動電子血圧計」として管理医療機器認証(※1)を取得しているだけでなく、加えてウォッチに搭載されている心電図アプリケーションが「家庭用心電計プログラム」でも管理医療機器承認を取得していて、心電図も測れる(※2)。他にも心拍数や血中酸素レベル、皮膚温度などのセンサーやGPSを搭載。iPhoneとAndroidスマートフォンのどちらとも連携でき、ウォッチフェースの変更や各種通知が受け取れる他、専用アプリの「HUAWEI Health」では、血圧や心電図に加えて、日々の活動量や運動、睡眠、ストレス、食事、生理周期など健康をトータル管理できる。
※2:HUAWEIの心電図アプリケーションはプログラム医療機器の承認(承認番号:30600BZI00035000)を取得しています。この機能は、心房細動の兆候の検出を補助的に行うものであり、従来の医師による診断に替わるものではありません。結果はあくまで参考です。また、この機能は18歳以上の成人の使用を意図しています。
サイズは約38(幅)×48(高さ)×13.3(奥行き)mm、重さは40g(ベルト含まず)で、色はブラックとゴールドの2色。前モデル「HUAWEI WATCH D」は1色のみでバンド幅も太かったが、HUAWEI WATCH D2はバンド幅が約12%細くなったこともあって、ぐっとスタイリッシュになった。ホームボタンが回転するリューズになり、カラーも選べるなどファッション性がアップしている。血圧測定に必要なバンド内側のカフが、布製からTPU素材になり、水ぬれや汗の匂いが気にならなくなったのもうれしい変更点だ。
ウォッチ本体はIP68の防水・防塵(じん)に対応するが、入浴や水泳などには利用できないので注意したい。
日本の医療機器認証を取得した血圧計を内蔵 夜間も自動で測定できる
血圧計というと、まず頭に浮かぶのは腕にカフを巻き付けてポンプで膨らませて加圧する上腕式だが、カフを手首に巻く手首式もある。HUAWEI WATCH D2の血圧計はこの手首式に近く、バンド内側にあるカフが膨らんで手首を加圧し、血圧を測る仕組みだ。前モデルでも同様の仕組みを採用していたが、健康モニタリングの統合システム「HUAWEI TruSense」のアップデートによって、測定精度が10%も向上しているという。
正確な測定のためには、事前に手首周りのサイズを合わせておく他、測定時には座っても立ってでもいいのだが、安静をキープしつつ、ウォッチの位置が心臓の高さにくるように、肘をもう片方の手で支える必要がある。逆にいえば、この姿勢さえとれれば、いつでもどこでも血圧を測定できるということ。
開始の操作も下側のボタンを2度押すだけ。測定結果はもちろん、自動的にスマホの専用アプリに記録される。おかげで、大切だと思いながらも続けられなかった血圧測定が、一気に手軽なものになった。朝起きる時間や就寝前など、測定する時間をセットしておけば通知されるので、毎日同じ時間に測るという課題もクリア。他の家庭用血圧計同様、測定したデータは医師に共有して診察などに役立てることができる。
HUAWEI WATCH D2は、24時間自動で血圧のモニタリングができる機能も備えている。測定の頻度や回数を設定すると、その時間に通知が来る。通知後に自動で測定するか、手動で測定ボタンを押すかも事前に設定が可能。自動の場合は測定が始まるので、前述の姿勢をキープする。移動中などの場合は、測定に失敗するのでカウントされないが、自分の意思でスキップすることもできる。日中だけでなく夜間の就寝中も、睡眠を妨げないように加圧を加減しつつ、自動的に測定が行われる(※)。
最初にサイズをしっかり合わせることもあるが装着感が良好なので、筆者の場合は睡眠時にもそれほど気にならずに眠ることができた。就寝中は睡眠を妨げないように加圧が加減される。普段に比べると少し眠りが浅くなったような気はするが、測定時にいちいち目が覚めるといったことはなかった。
なお、就寝中のデータは管理医療機器認証の範囲外となるため診察などには使えないが、1日の血圧の変動が分かるレポートは、健康管理をする上でとても参考になる。例えば筆者の場合、夜間から朝にかけて血圧が高くなる傾向があるようで、特に今の季節、夜間にトイレに行く際にはヒートショックに注意しなければと改めて思った。24時間血圧をモニタリングできる機能がなければ、得られなかった気付きだ。
提供:華為技術日本株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2025年1月23日
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