大きいかばんを持ち歩きがちな人こそ、オフの日に使ってほしい off tocoのボディバッグ「BM-OFBB01GY」を試す（2/3 ページ）

大は小を兼ねるとばかりに大きなバッグを持ち歩けば、たくさん入れたくなるので荷物が増える。それでは体への負担がかかってしまう、ということでオフの日に持ち歩きたいエレコムのボディバッグ「“off toco”ボディバッグ BM-OFBB01」を試すことにした。

[渡辺まりか，ITmedia]

いくつもの気室やポケットで「見つからない」を作らない

　オフトコボディバッグは、約280（幅）×90（奥行き）×170（高さ）mmで、約575gのポリエステル生地を採用したボディバッグだ。カラーバリエーションはダークグレーに近い「ブラック」と明るめの「グレー」が用意されている。

オフトコボディバッグのグレーモデル。型番は「BM-OFBB01GY」だ

写真奥がオフトコボディバッグのブラックモデル

オフトコボディバッグの背面

こちらは右側面

こちらは左側面。見ての通り、おにぎり型なので自立する

上から見たところ

底側。汚れ防止の鋲などはない

　「ポリエステル生地を採用」と書いたが、決して安っぽくはない。しっかりした厚みがあり、撥水加工の施された生地は張りがあるためか、高見えする。

オフトコボディバッグの生地拡大写真。見た目も質感も良い

　ボディバッグながら、ショルダーベルトを外せばコロンとしたハンドバッグとして使うこともできる。クッションを内蔵した持ち手部分は厚みもある。裏側はぬめりのある肌触りの良い生地を採用しており、触れている手のひらから心地よさが伝わってくる。

持ち手部分のアップ。クッションが入っているのでしっかりとした厚みがある

持ち手部分の裏側は、しっとりとした肌触りのジャージー素材を使っている

　オフトコボディバッグにはポケットや気室が多い。フロント下部には抗菌防水ポケットを備える。折りたたみ傘などぬれたものを一時的に収納するのに便利そうだ。抗菌加工を施しているので、ぬれたものをひんぱんに入れていたとしても、干し忘れた洗濯物のようなニオイを放たずに済みそうだ。

フロント下部にあるファスナーを開けると抗菌防水ポケットが現れる

　フロント気室は、巨大なフロントポケットという位置付けだ。手前（抗菌防水ポケット側）には半透明の大きなポケットを備え、奥側にはメッシュポケット、ファスナー付きポケットなど、こまごまとしたものを分けて入れておけるポケットが複数ある。

フロント気室。フロントポケットともいう

フロント気室内にある半透明ポケット。防水加工の有無は記載されていないが、湿ったものを入れておくのに良さそうだ

その他、仕切りのない大ポケットやメッシュポケット、ファスナーポケットなどをフロント気室に備える

　メイン気室のファスナーは、他の気室と異なりガバッと大きく開くように取り付けられている。中身を見渡しやすく、出し入れするモノへの傷つきを減らせそうだ。

メイン気室は大きく開く

　オフトコボディバッグは、ポータブルゲーム機の安全な持ち運びに使うという用途にかなう製品だ。メイン気室のスリーブポケットは両側ともベロア起毛素材を採用している。ゲーム機の画面を傷つけないような設計だ。

スリーブポケットのベロア素材。製品情報ページに掲載している写真のものより、実物のほうが目が細かいと感じた。けば立ちが少ないので、ホコリが立ちにくい

　メイン気室にも複数のポケットがあり、特にフロント気室側の2つのメッシュポケットは深さがあるので、ここがスマートフォンの定位置になりそうだ。

こまごまとしたものを整理整頓するための複数ポケットも備える

深さのあるメッシュポケットにはGalaxy S23 Ultraのような大きめスマートフォンも収納できた

　体に当たる部分、つまり最背面には背面ポケットを備える。こちらは磁気防止生地を採用したスキミング防止仕様だ。ファスナーの引き手を完全に倒せば、ここにポケットがあるということも分かりづらいので、パスポートやクレジットカードなど、絶対になくしたくないものを入れておくと良いだろう。

背面ポケットはそれなりの深さがある

ファスナーの引手を倒すと、ここにポケットがあるように見えない

　前述の通り、ショルダーベルトは着脱可能だ。そう聞くと、「外した後に本体側のバックルがプラプラするのがカッコ悪いんだよね」と考える人もいるだろう。

　しかし、オフトコボディバッグではショルダーベルトを外してハンドバッグとして使っているときも見た目を損なわないような工夫が施されている。バックルの受け側を外から見えないよう完全に隠している。

ここに丸型バックルの受け側がある

無理やり開かないと見られない

　ナスカンのように留め具を開くといった作業をしづらいからか、ショルダーベルト側の丸型バックルの位置を合わせてグッと押し込むだけで装着できるようになっている。バックルの丸いプッシュボタンを押し込んで引くだけで外すことができる。

着脱の様子。ショルダーベルト側の丸型バックルの向きと位置を合わせて押し込めば、カチッという小気味よい音とともにしっかりハマる。外すときはバックルのプッシュボタンを押し込んでショルダーベルトを引っ張る

　では、早速使ってみよう。