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ハンズで1980円の「バックパック ひんやりパッド」を試す 猛暑、通勤リュック派の救世主になる?(2/3 ページ)

リュック派にとって過酷な猛暑日が続いている。しかし、装着するだけで“ひんやり”を感じられるグッズがあるという。それが「ハンズ バックパック ひんやりパッド」だ。本当にひんやりするのだろうか。暑がりの筆者が試してみた。

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 サイズは約21.7(幅)×23.5(奥行き)cmである。厚みは液化している中身がブロック間を移動してしまうので、正確な数値を測ることは難しい。それほど厚くなることはないが、最大で約1cm程度の厚みになる。

 4カ所に調整ゴムがあり、これをリュックのショルダーストラップに引っかけて取り付ける。これだけで約90分〜120分間、約29度をキープできるという。

調整ゴム
リュックのショルダーストラップやバッグの取っ手に引っかけるための調整ゴム。ひんやりパッドの4カ所についている

 29度で“ひんやり”を感じられるのだろうか。また、実際にはどれほどの時間、“ひんやり”をキープするのだろうか。33度という外気温の中で使ってみた。

33度
公園の日陰で33度だった。なお、道路に面した場所は日陰でも35.7度であった

体温がじんわりと奪われていく心地よさ

 まずは、普段使いしているリュックにひんやりパッドを取り付けよう。調整ゴムの長さを決めてから引っかけるだけなので簡単だ。

調整ゴム
調整ゴムはフックと輪でできている
取り付ける
留め具で長さを調整し、輪の部分にフックを引っかける
取り付けられた
4カ所全てに取り付けられた

 あとは背負って出掛けるだけ。背中の体温と高い外気温でどこまでもつだろうか。

取り付け直後の温度
取り付け直後のひんやりパッドの温度。冷蔵庫から出して30分後で21.6度である

 手で触れると、それほど冷たさを感じないが、背負うとそれなりにひんやりする。汗でぬれた部分が、吹く風で冷やされている――そんなイメージだ。ただ、ここでいう「風」は冷房の効いた室内で回っている扇風機が送り出すようなものではない。真夏の夕暮れ時に吹く風である。なので、そこまで「ヒヤッ」というイメージではないので注意したい。

 10分歩き回ったところで、ひんやりパッドの温度を測ったところ、26.4度であった。まだまだ固化したものが多い状態である。

10分経過
10分たったところで測ってみたら26.4度にまで上がっていた

 その後は、冷房を入れていない部屋へ移動して、背負ったままデスクワークをした。完全に私事なのだが、歩き続ける自信がなかったのだ。

30分経過
室内でも背負い続けて、使い始めてから30分たったところで25度になっていた。室内だからか逆に温度が下がっている

 室内で1時間作業した後、再度散歩へ出かけた。この時点で、背中に取り付けてから(正確にはリュックに取り付けてから)1時間半ほどが経過している。

 背負い始めてから2時間ほど過ぎたあたりで、ひんやり感がなくなってきた。見るとすっかり液化している。ひんやりパッドの温度は26.5度になっていた。

液化している
すっかりブヨブヨ……もとい液化している。こうなると、もう熱を奪ってはくれない
2時間後
2時間後のひんやりパッドの温度は26.5度だ。それでも外気温や体温よりは低いので、快適である

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