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AIボタン搭載のフリップモデル「razr 60 Ultra」、日本投入を待てず中国でチェック山根康宏の海外モバイル探訪記(1/2 ページ)

世界各国のrazrファン、フリップフォンファンが製品発売を心待ちにしています。

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 Motorolaがニューヨークで縦折り型のスマートフォン「razr 60」シリーズを発表したのは2025年4月のこと。それから数カ月が経過しましたが、日本での発売のアナウンスはまだありません。海外でも発表後すぐに出てきたのは台湾など一部の国だけで、世界各国のrazrファン、フリップフォンファンが製品発売を心待ちにしています。

 普段から中国・深センを頻繁に訪れ、中国メーカーの最新モデルをチェックしている筆者ですが、2025年7月に家電量販店のMotorolaコーナーに行ってみると、razr 60シリーズが販売開始されていました。

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フリップスタイルのモトローラ「razr 60 Ultra」

 上位モデルであるrazr 60 Ultraは、一見すると前モデル「razr 50 Ultra」と外観は変わりません。閉じたまま使えるアウトディスプレイのサイズは4型のままです。一方、広角カメラは同じ約5000万画素ですが、もう1つのカメラが2倍望遠から超広角に変更になりました。それに加えてメインディスプレイのインカメラも約5000万画素となり、3つの約5000万画素カメラを搭載する仕様になっています。

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広角+超広角カメラ、いずれも約5000万画素だ

 Motorolaのスマートフォンはrazrシリーズに限らず、edgeなど他のモデルもカラーバリエーションに特徴があります。ありがちなホワイトやブラックが無いモデルもあります。

 razr 60 Ultraは冒頭の写真にある高級スエード調のアルカンターラや、サステナブルを意識したFSC認証のリアルな木材、プレミアムレーザー調素材などを採用。なお基本モデルとなるrazr 60には日本向け「razr 50d」で採用されたアセテート樹脂モデルもあるなど、どれもが他にはない特徴的な外観をしています。

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素材やカラーを変えたさまざまな質感を味わえる

 個人的に好きなのはrazr 60 Ultra木材モデルで、天然素材を使うことで1台1台の木目が異なる、自分だけの唯一無二の製品を手に入れることができます。一方ではこの外観からは想像できない、AIを含む高度な機能を使うこともできます。

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天然木材を使ったモデル

 この木材モデルは側面フレームがゴールドにも見え、中華圏でも人気だそうです。なお左側面に見えるボタンはAIボタンで、ワンタッチでAI機能を呼び出すことが可能です。

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ゴールド風の仕上げ

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