若者の間で流行する「ホビ垢」とは? 実はホビーでもホビットでもない、“○○○する自分”が主役のSNSアカウント(1/2 ページ)
若者の間で広がる「ホビ垢」は、推し活を楽しむ自分自身を主役にして発信するSNSアカウントだ。ガーリーなファッション、顔を隠した投稿、白く加工した写真など、独自の作法を持つ“かいわい”の実態を解説する。
「ホビ垢」という言葉が若者の間ではやっているのをご存じでしょうか。「ホビだからホビー? 趣味のアカウントのこと?」「ホビットのファンアカウント?」など、さまざまな想像が膨らみますね。ホビ垢とは、推し活を楽しむ自分自身を主役にして発信するSNSアカウントのことです。最近では、そうしたアカウントを持つ人たちが形成する「界隈」(かいわい)そのものを指す言葉にもなっています。
とはいえ、説明を聞いただけではピンとこない方も多いでしょう。まずは、ホビ垢がどのようなものなのかを具体的に見ていきましょう。
推し活から生まれた「ホビ垢」
ホビ垢はもともと、アイドルやアニメのキャラクターなどを応援する「推し活」の様子を投稿するためのアカウントとして誕生しました。特にInstagramで多く見られ、現在「#ホビ垢」の付いた投稿は約3.6万件に上ります。さらに、仲間づくりや拡散を目的とした「#ホビ垢さんとつながりたい」は、それを上回る約4.9万件に達しています。
ホビ垢の最大の特徴は、そのファッションです。ホビ垢は「#ヲタ垢」や「#オタ活」から派生したものですが、チェックシャツにデニムパンツといった、かつての典型的な「オタク」ファッションとは異なり、ピンクや水色、白を基調としたガーリーなスタイルが中心です。
2010年代後半に広がった「量産型」ファッションの流れをくみつつ、より大人っぽく上品に仕上げた印象です。「スナ系女子」(SNIDELの服を愛用する女性)とも共通点があります。
髪形はツインテールやハーフアップが多く、「くるみちゃんヘア」も人気です。くるみちゃんヘアとは、漫画「君に届け」に登場するキャラクター、胡桃沢梅の髪形をイメージしたもので、ハーフアップに片側のお団子を組み合わせたスタイルです。ロングヘアを巻き髪にする人も多く、そのスタイリング方法もInstagramやTikTokで注目を集めています。
服はフリルやリボンをあしらった甘めのデザインが多く、ボトムスはミニスカートが定番です。バッグは小ぶりで、キラキラしたビジュー付きのものが好まれています。
こうしたファッションに身を包んで、推し活に出掛けます。推しに最高の自分を見てもらうには、この女性らしいファッションが欠かせないというわけです。ホビ垢コーデでアイドルのコンサートやキャラクターのグリーティングに向かい、会場に着いたら、推しのために手作りしたうちわを手に記念撮影をします。
ホビ垢友達とおそろいのコーデで出掛ける「双子コーデ」を楽しむ人も多く、投稿にはペアで写った写真が数多く並びます。
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