News | 2000年12月15日 05:46 PM 更新 |
東京めたりっく通信は12月15日,光ファイバーによる通信システムの企画・設計・施工を手掛ける100%出資子会社「東京ふぁいばあ通信」の設立と第一種電気通信事業者の認可取得を発表した。
東京ふぁいばあ通信は,光ファイバー網の自前敷設やダークファイバーの活用などにより,東京都内にギガビットネットワークを構築する。これを中継回線として使うことで,DSLサービスの高速化を図るのが目的だ。東京めたりっく通信では,各電話局からインターネット接続点までの中継回線にNTTの専用線サービスを利用しているが,これを新会社の光ファイバー網に置き換えていく。「ネットワークのボトルネックをなくすことで,新しいサービスを開発できる。具体的には,フルレートのAnnex Aを足回りとした4〜6Mbps(下り)のADSLサービスや,帯域保証型のサービスを検討中だ」(同社)。
東京めたりっく通信では,来年の早い時期に新しいサービスを開発し,順次提供していく構え。さらに,「(東京ふぁいばあ通信は)バックボーンの構築が優先だが,将来的にアクセス回線を提供する可能性もある」(同社)として,FTTHの展開も視野に入れていることを明らかにした。
東京ふぁいばあ通信は,2000年6月30日付けで設立済み。東京めたりっく通信の杉村五男副社長が社長を兼任する。資本金は1億円。
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