News 2001年1月18日 08:31 PM 更新

NTT地域会社,フレッツ・ISDNの月額料金を900円値下げ

NTT東西地域会社は,3月1日よりフレッツ・ISDNの月額料金を値下げすると発表したが……。

 NTT東西地域会社は1月18日,ISDN回線を利用した常時接続サービス「フレッツ・ISDN」の月額料金を値下げすると発表した。3月1日より,現行の4500円から3600円に引き下げる。また,加入者収容モジュール単位でISPのネットワークに接続するサービス(旧称:IP接続サービス タイプ2)についても,月額料金を2900円から2500円に変更する。

 NTT地域会社がフレッツ・ISDNの値下げに踏み切るのは,フレッツ・ADSLとの料金の整合性を図るためだ。NTT地域会社が昨年末よりサービスを開始したフレッツ・ADSLの月額料金は4600円。フレッツ・ISDNと月額100円しか変わらないにもかかわらず,速度差は最大で20倍以上もある。そのため,常時接続とはいえ64Kbpsしかでないフレッツ・ISDNの値下げは急務となっていた。しかしながら,コストパフォーマンスを考慮すれば,フレッツ・ADSLのサービスエリア拡大とともにフレッツ・ISDNが収束へと向かうのは確実だろう。

フレッツ・ADSLでは,2月1日より買い上げ制を導入

 またNTT地域会社は同日,ADSLモデム・スプリッタの売り切り制導入にともない,フレッツ・ADSLの料金体系を見直すと発表した。ADSLモデム・スプリッタを買い上げた場合,月額料金は,現行の4600円(電話重畳の場合)から屋内配線利用料(60円)と機器利用料(490円)を差し引いて4050円となる。もちろん,機器のレンタルを希望することも可能だ。

 ADSLモデム・スプリッタの販売は2月1日より開始。NTT地域会社では,現在フレッツ・ADSLを利用しているユーザーに対し,ダイレクトメールなどで通知するという。なお,ADSLモデム・スプリッタの価格は「現在検討中」(NTT地域会社)とのこと。

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[中村琢磨, ITmedia]

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