News 2001年4月4日 11:02 PM 更新

フュージョンの通話障害,原因は複合的

4月1日以来の通話障害に関して,フュージョン・コミュニケーションズは複数の制御プログラムに不具合があったことを明らかにした。

 フュージョン・コミュニケーションズの通話障害は,プログラム上の不具合が重なった結果であることが分かった。

 フュージョンによると,障害の原因は「ネットワーク上で使用している音声処理装置の通話経路制御プログラムと,ノイズ処理機構制御プログラムの一部不具合が重なった,複合的なものであることが4月3日未明に判明した」という。このため同社では,プログラムの改修作業を急ぐとともに,暫定措置としてノイズ処理機能の解除と,通話経路を一部固定するようにネットワーク構成の変更を行った。通常,通話経路は負荷分散のために複数用意されている。

 また,4日午後にはプログラム改修中に事故が発生し,複数の地域で通話できない状態となった。これは,暫定ネットワーク上で伝送装置の一部が故障したため。兵庫,奈良など8つの県で断続的に通話できなくなったほか,四国4県では午後1時29分から5時47分までの約4時間,利用不能になったという。

 フュージョンでは,利用者に迷惑をかけたことを謝罪するとともに,通話の正常化に向けて4月5日に制御プログラムを改修することを明らかにしている。

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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