News 2001年5月28日 11:56 PM 更新

ビットキャット,無線による一般住宅向け常時接続サービスを開始

ビットキャットは,無線を使った最大2Mbpsのインターネット常時接続サービス「bitcatホームプラン」を6月より開始する。料金はISP費用込みで月額2400円より。

 三井不動産グループのビットキャットは,無線を使ったインターネット常時接続サービス「bitcatホームプラン」を6月より開始する。これは,住宅のバルコニーなどに直径16センチほどの無線機を設置し,基地局との間で最大2Mbpsの通信を可能にするもの。月額利用料金は,ISP料金と回線利用料,機器レンタル料を合わせて2400円からと安く抑えた。

 ビットキャットは,無線LAN製品で知られるコーラスコンピュータと三井不動産の合弁会社。マンションの屋上同士を最大10Mbpsの長距離無線LANで数珠つなぎに結び,インターネットへと接続する「bitcat」サービスを昨年より提供している。これまでは三井不動産が開発したオフィスビルやマンションを中心に展開していたが,ホームプランでは,それをほかのマンションや近隣(半径400メートル以内)の戸建て住宅へ拡大した。とくに,「既存マンションでもユーザーとの個別契約となるため,利用しない入居者(管理組合など)には一切費用が発生しないのがメリットだ」(同社)という。

 当初のサービスエリアは,東京,神奈川,千葉,埼玉の1都3県。サービスメニューには,初期費用と月額料金の異なる「プランA」と「プランB」があるが,内容は全く同じだ。16カ月以上継続してサービスを利用する場合は,プランAのほうがお得になる。なお,これらの費用とは別に,サービス開始時にはアンテナ設置料として8000円が必要だ。

 サービス内容は以下の通り。

サービス名 プランA プランB
使用周波数帯 2.4GHz帯(DSSS方式)
ビットレート 最大2Mbps
IPアドレス グローバルIPアドレス(固定)
メールアカウント 5個
メールボックス容量 20Mバイト/1アカウント
ホームページ容量 50Mバイト/1アカウント
初期費用 4万8000円 2万5000円
月額利用料 2400円 3900円

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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