News 2001年6月7日 09:46 PM 更新

J-COM,CATVインターネットを下り最大2Mbpsに

ジュピターテレコムは,7月1日よりCATVインターネット接続の下り速度を最大2Mbpsに増速。ブロードバンド向けコンテンツの拡充に備える。

 ジュピターテレコム(J-COM)は6月7日,同社が運営するCATVインターネット接続サービスの下り速度を最大2Mbps(ベストエフォート)に増速すると発表した。これは,同社が進めているブロードバンド向けコンテンツの拡大に備えたもの。設定の変更は7月1日に行う。

 対象となるのは,北海道,関東,九州エリアのJ-COM局で,合計加入者数は3月末時点で約12万7000世帯。上り速度は従来と変わらない(最大128Kbps)。

 最近は,拡大の著しいADSLに対抗するため,増速したり,制限を外したりするCATV局が増えているが,J-COMによると,今回の処置はユーザーがコンテンツを快適に利用できる環境を整えるためだという。J-COMのインターネット接続サービスは,アットホームジャパンの「@NetHome」を利用しているが,アットホームは昨年12月に米Centerseatと提携し,ブロードバンド向けコンテンツの配信を開始した(2000年12月19日の記事を参照)。「(増速により)ニュース,映画のプレビュー,スポーツなど,動画を中心としたコンテンツをより快適に視聴できるようになる」(同社)。

関連記事
▼ J-COMの加入世帯数が8割増,タイタス統合効果も
▼ 加入者27万人を目指すアットホームジャパン
▼ スカパーやソニー,松下ら,衛星経由でCATV局へコンテンツ配信へ
▼ アットホームジャパンがブロードバンド向けコンテンツ配信
▼ 使えなくなったサーバやルータ,買い取ります──タイタス&J-COM
▼ アットホームジャパンが「J-COM@NetHome」を北海道エリアで開始
▼ ジュピターテレコムとタイタスが統合

関連リンク
▼ J-COM

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.