News	2001年8月2日　03:00 PM 更新

東芝，LibrettoにLAN標準搭載。Windows 2000モデルも追加

東芝はLANを標準搭載し，Windows 2000モデルを追加した「Libretto L2」を発表した。好評だった「L1」でユーザーからの要望が多かったネットワーク機能を強化したのがポイントだ。

　東芝は8月2日，LibrettoにLANを標準搭載し，Windows 2000モデルを追加した「Libretto L2」シリーズを8月上旬より発売すると発表した。

LANを標準搭載し，Windows 2000搭載モデルも加わったL2

　Windows 2000モデルのLibretto L2/060TN2Lと，Windows MeモデルのLibretto L2/060TNMLの2機種を用意している。両機種に100BASE-TX/10BASE-TのLANポートを標準搭載した。価格はオープンだが，市場予想価格はL2/060TN2Lが16万円前後，L2/060TNMLが14万円前後となる見込み。

　5月に発売したLibretto L1では，1280×600ピクセルという解像度を実現した10型低温ポリシリコンTFT液晶の評価が高く「画面が解像度が高くて情報量が多い」「液晶が明るくて見やすい」といった声が，L1購入者の愛用者カードを通じて同社に届いている。一方，改善した方が良い点として「LANの搭載」や「Windows 2000モデルの追加」が挙げられていた。「今回の新製品は，ユーザーからの要望に応えたもの」（同社）。

　L2ではLANを新たに搭載した一方，L1で標準搭載されていたIEEE1394ポートを廃止した。この点について同社は「データのやり取りなどは，LANの搭載でIEEE1394を補完できると考えた。両方載せることができればベストだろうが，さまざまな調査の結果，今回はLANのプライオリティが高かった」と説明している。

　それ以外の点では，L2のスペックはL1と同じ。CPUは，米TransmetaのCrusoe TM5600/600MHzを採用し，18ミリピッチ/2ミリストロークのキーボードや，ワイドSXGAの液晶ディスプレイなど操作性重視のフィーチャーを盛り込んでいる。本体サイズ，シルバー/ブラックのツートンカラー，角を落としたデザインといった外装もL1と変わらない。

　主なスペックは以下の通り。

型番	Libretto L2/060TNML	Libretto L2/060TN2L
CPU	Crusoe TM5600/600MHz
メモリ	128M（最大256M）バイト
HDD	10Gバイト
液晶	10型低温ポリシリコンTFT（1280×600ピクセル）
グラフィック	S3 Savage IV（8Mバイト）
モデム	56Kbps
ネットワーク	100BASE-TX/10BASE-T
本体サイズ	268（幅）×167.2（奥行き）×29.3（厚さ）ミリ
重量	約1.1キロ
OS	Windows Me	Windows 2000
価格	オープン（実売14万円前後）	オープン（実売16万円前後）

関連記事
東芝，ワールドカップチケットを2002人にプレゼント
東芝，Office XP搭載LibrettoなどノートPC新モデルを発表
速攻レビュー：コンセプトを変えたLibretto，その印象は？
東芝が待望の「Libretto」新機種を発表，実売14万円
東芝，謎のモバイルノートをWebで告知

関連リンク
東芝

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.