News | 2001年11月1日 10:28 PM 更新 |
ジャストシステムは11月1日,ワープロソフト「一太郎12」,統合グラフィックソフト「花子12」,日本語変換ソフト「ATOK15」を2002年2月8日に発売すると発表した。(ATOK15の詳細は,10月25日の記事を参照)。
ワープロソフト大御所の一太郎。新バージョンの目玉は,「ナレッジウィンドウ」機能だ。サブ画面に各種情報を表示するこのシステムは前バージョンから導入されたものだが,今回大幅に機能が強化された。
その1つが,ブラウザ機能を備えた点だ。ニュースや株価ページなどをナレッジウィンドウ内に最大4つまで開くことができ,iATOKを同ウィンドウ内で利用できる。「デイリー国語/英和/和英辞典」や「映画/音楽@TSUTAYA」など5種類のコンテンツが追加されている。
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ブラウザやiATOKが利用できるナレッジウィンドウ |
またナレッジウィンドウでは,インターネットディスクを利用できる「IDisk」,挨拶やお礼の文例を検索して文中に入力できる「フレーズ」,誤字/脱字/スペルミスのチェックができる「修太」といった機能も新たにサポートされた。
このナレッジウィンドウで利用しているブラウザやIDiskの情報から,簡単にレポートが作成できる「ネットレポート」機能も追加。ブラウザ内で範囲指定した部分を,作成中の文書にドラッグ&ドロップするだけで,タイトル・URL・範囲指定文字列・画面イメージといった情報がレポート形式でまとめられて文章に挿入される。
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ナレッジウィンドウからドラッグ&ドロップするだけで,レポートが作成できる |
そのほか,1クリックで編集文書を切り替えられる「Document List」やコマンド履歴が一覧表示され1クリックで実行できる「Command History」といった新機能も追加。
「ナレッジウィンドウは,一太郎のいわば“四次元ポケット”。ここから,いろんな秘密道具が出てくる」(同社)。
また,インターネット上にディスクスペースを持つことができる「インターネットディスク」は,標準50Mバイトまで拡張した。さらに今回,携帯電話からインターネットディスクを遠隔操作できる「リモートリリース」機能を追加,特定ユーザーへの公開設定とURL送信が,携帯電話だけで行えるようになった。
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携帯電話からインターネットディスクを遠隔操作できるリモートリリース |
日本語変換ソフトは,先日発表されたATOK15。を標準搭載しており,推測変換や関西弁対応など最新の変換モードを利用することができる。
花子12では,ビギナーでも簡単に使える支援機能を追加し,ビジネスでの利用にあわせた機能強化とコンテンツ追加が図られている。
インタフェースの新機能としては,「Doメニュー」の採用だ。「半円を描く」「縦書き文字を入力する」といった目的操作に近い言葉で表記されたメニューで,初心者でも自然に操作ができる。
描画/編集機能では,フロー図やネットワーク図などの結線機能「コネクタ」が加わった。再配置やサイズ変更時の修正にも自動で追従し,バイパスや1/4位置での接続など便利な機能を持つ。
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フロー図やネットワーク図のバイパスも簡単な「コネクタ」機能 |
また,一太郎12と同様に,50Mバイトのインターネットディスクが提供される。両ソフトのユーザーの場合は合計100Mバイトを無料で利用できることになる。前バージョンからのアップグレードの場合も,これまでのディスク容量にプラスされる形となる。
製品の価格は以下の通り。
一太郎12 | 花子12 | 一太郎12&花子12スペシャルパック | ATOK15 | |
製品版 | 2万円 | 9800円 | 2万5000円 | 9800円 |
キャンペーン版 | 9800円 | 無し | 無し | 無し |
バージョンアップ版 | 8000円 | 8000円 | 1万5000円 | 5000円 |
キャンパスキット | 8000円 | 8000円 | 無し | 無し |
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