News:ニュース速報 | 2002年5月16日 02:38 PM 更新 |
JPドメインを管理・運用する日本レジストリサービス(JPRS)は5月16日、日本語JPドメイン名のWebサイトにInternet Explorerでアクセスできるサービスを5月末で終了すると発表した。JPRSは、日本語JPドメイン名の登録・管理、DNSの運用は従来通り継続するとしている。
同サービスは、IE 5.0以降のアドレスバーに直接、「xxxx(日本語).jp」を入力することでサイトにアクセスできるもので、2001年8月にスタートした。だが技術を提供していた米RealNamesが6月末でのサービス停止を発表。JPRSは「サービスの安定性保証の困難さを考慮」し、5月末でのサービス終了を決めた。
日本語JPドメイン名をASCII互換文字列に変換するアルゴリズムは、IETF(Internet Engineering Task Force)が標準化作業を進めている段階。JPRSは、日本語JPドメイン名の早期サービス実現のためにRealNamesの技術を採用、標準化に先駆けてアクセスできるようにした経緯がある。
同社によると、国際化ドメイン技術はIETFで標準化審査の最終段階という。JPRSは「標準化を視野に入れ、日本語JPドメインサービス開始のための準備を進めている」とし、日本語ドメイン名協会(JDNA)らと協力して対応アプリケーションの開発促進など環境整備に注力するとしている。
JDNAは5月15日、RealNamesの営業停止は日本語ドメイン名の運営に「一切の影響を与えない」とする声明を発表している。
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