News:ニュース速報 | 2002年6月27日 02:07 PM 更新 |
ソフトバンクグループとビー・ビー・テクノロジー(BBT)、ヤフーは6月27日、ADSLサービスの通信速度を現在の最大8Mbpsから最大12Mbpsに高速化した新サービス「Yahoo!BB 12M」の試験サービスを7月1日から開始すると発表した。試験モニターで検証した後、8月1日に商用サービスの受け付けを開始する。
新サービスには、Yahoo!BBとIP電話サービス「BBフォン」用の新型コンボモデム「Yahoo!BBコンボモデム12M」を使用。同モデムは、「Annex. A. ex」「Annex. A」「Annex. C」の3種類のADSL規格の中から、ユーザーの回線状況に合わせて自動的に最適な規格に切り替えることができる。
これにより、通信速度の高速化を実現。同社によると、3月中旬から愛知県大口町で200人のユーザーを対象にYahoo!BB 12Mの実験を行い、平均値で下り約1Mbpsの速度向上が実現したという。
また同モデムを利用することで、距離や通信干渉などによる速度減衰が原因でこれまでADSLサービスを利用できなかった地域にもサービスを提供できるとしている。
試験サービスは、新規にYahoo!BBに加入申し込みを行ったユーザー先着3000人が対象。既存のユーザーは対象外となる。申し込みはヤフーのサイトで受け付ける。同サービスは「BBフォンモニターキャンペーン」として、最大2カ月の月額固定費用、NTT契約料、NTT局内工事費を無料にする。
3社は試験サービスを通じて検証を行った後、8月1日から商用サービスの申し込み受け付けを行う。価格は、ADSLサービス料が月額1190円、モデムレンタル費用が同890円、ISPサービス料が同1290円の同合計3370円となる予定。ADSLサービス料とモデムレンタル費用は現行の8Mbpsサービスにそれぞれ200円プラスした価格となっている。商用サービスの開始時期は改めてアナウンスするとしている。
ADSLサービスの通信速度を高速化するサービスは、イー・アクセスとアッカ・ネットワークスがすでに、導入を予定している。
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