News | 2002年9月11日 10:03 PM 更新 |
Intel Developer Forumでは、Baniasを搭載した各社の試作モデルが展示されていたので、写真を中心に紹介しよう。
まずはChandrasekher氏の基調講演でもフィーチャーされたSamsungの薄型ノートPC。14.1インチ液晶パネル搭載の薄型きょう体には、光学ドライブも内蔵されている。バッテリ容量は不明だが、重量を含めた全体の印象はソニーの「バイオノートVX」に近い(ただしVXには光学式ドライブは内蔵されていないが……)。
米国で発売されて間もない「ThinkPad X30」ベースのBanias機。マシンにはしっかりX31の刻印があり、次期モデルがBaniasベースになるのは間違いなさそう。低電圧版が来年の後半になることを考えると、X31は通常電圧版Baniasを搭載して登場する可能性が高い。この製品に限らず、クロック周波数や動作電圧のバージョンは教えてもらえないだけでなく、ハンズオンで利用する際、ハードウェア情報にアクセスすることも禁じられていた。目標としている8時間のバッテリ駆動をX30系きょう体で実現できたとしたら、大きな魅力となるだろう
根強い人気のある松下電器産業の「Let's Note L2」にBaniasを搭載した試作機。薄型きょう体ながら、光学ドライブは着脱式。ウェイトセーバー時に1.7キロというこの軽量A4ノートPCで、そのパフォーマンスとバッテリ駆動時間が改善されれば、さらに魅力的な製品に生まれ変わるはずだ。メーカー担当者のアテンドはなく、こちらも見るだけで詳細は不明だった。
東芝の「Dynabook SS Sシリーズ」もBanias搭載試作機として展示されていた。もっとも、動作はしておらず、動作電圧がどうなるかも全くわからない。通常電圧版の搭載は無理と思われるが、果たして……?
このほか、NEC、DELL、ゲートウェイも搭載機を展示。発売まで約半年。あとはその登場を待つばかりだ。
[本田雅一, ITmedia]
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