News:ニュース速報 | 2002年11月20日 04:25 PM 更新 |
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は11月20日、コピーコントロールCD(CCCD)「レーベルゲートCD」を2003年1月に発売すると発表した。オーディオトラックとは別にPC用音楽データを収録、ネットで認証することでPCに複製できるようにした。
2003年1月22日以降、同社グループのレーベルから発売される邦楽12センチシングルの全タイトルがレーベルゲートCDとして発売される。
同CDは2つのセッションで構成される。
(1)民生用オーディオ機器で再生でき、アナログ録音とSCMSに基づくMDなどへのデジタル録音に対応した1stセッション。ただしMP3再生対応プレーヤーなどでは再生できない場合がある。
(2)ATRAC3形式のデータを収録した2ndセッション。ネットでの個別認証手続き完了後、PCのHDDに複製したデータをプレーヤーソフト「MAGIQLIP」で再生できる。OpenMGに対応し、NetMDなどの対応機器に指定された回数内までチェックイン・チェックアウトが可能。
HDDへの複製には個別認証手続き時に複製回数をカウントすることで、パッケージごとに定められた課金が発生する。1回目の複製は当面の間無料とするとしているが、今後は購入したCDをPCで楽しむために、さらに追加の料金を支払う必要が出てくるかもしれない。
同社は「デジタルネットワーク時代に対応した音楽CDの著作権保護について検討を重ね、ユーザーのニーズや利便性を考慮した上でアーティストの権利を保護するネット認証型CCCDを発売する。音楽をPCで楽しめる環境をユーザーに提示するとともに、『音楽創造のサイクル』の維持に努める」としている。
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