News 2003年3月3日 10:11 PM 更新

News Weekly Access Top10(2003年2月23日−2003年3月1日)
IBMの最終兵器、“査察団”の平均年齢は……?

先週のアクセス数トップは、「IBM FORUM 2003」で展示されていたアレの記事だった。やっぱりみんなお好きなんですねー、こういうのが。会場でも、最初はみんな遠巻きにしていたのが、気がつけば黒山の人だかりに――

News Weekly Top10 2月23日〜3月1日
1位 うわぁ、IBMの最終兵器だ。その秘密のベールがついに……
2位 大丈夫か、デジタル放送
3位 マシンに潜む“害虫”ソフト、急繁殖
4位 プラスとマイナスのシェアはどうなった?――最新光ディスク市場分析
5位 DVDドライブ春夏の新製品、その傾向と対策
6位 毎週届くロボットパーツを組み立てろ!「週刊リアルロボット」
7位 2004年、モバイルPCはこうなる
8位 スパイウェアから身を守る方法
9位 “夢をあきらめたIntel”が気になる理由
10位 クールだが間違っているSegway HT
Weekly Top10 先週はIBMのスーパーハイテクマッシーンをつぶさ(?)に解説したIBM FORUM 2003の番外記事「うわぁ、IBMの最終兵器だ。その秘密のベールがついに……」が、アクセス第1位に。

 実際、IBM FORUM 2003「オンデマンド・ギャラリー」の床面積占有率でも「第1位」を誇っていたこれらの展示群。来訪者の反応を観察していると、最初のうちは遠巻きに眺めている人がほとんど。

 会場に集まっているのはIBMのクライアント企業のお偉方や最先端の研究に携わる方々。やっぱりこういう“ジョーク”に熱中するほど子供じゃないのね、と思いつつ記者がブースにへばり付いて、写真を撮ったりしげしげと眺めていたりすると、なんといきなりブースが人の山に。

 なんだ、皆さん興味あったんじゃないですか。一人で見るのは照れくさいんですかね。ちなみにこの時、IBMの最終兵器の“査察”に来られた方々の平均年齢は、記者の独自分析(ヤマカンとも言う)によれば47歳と7カ月でした。

 CMのストーリーもなかなか笑わせてくれますが、それぞれのマシン設定もきちんとプロットされています。実はこの手のジョークが成功するもの失敗するのも、背景を真面目にしっかり作りこんでいるかにかかっているわけで、「うーんリアルだ。本当にあるのかも?」と思わせるようなプロットができれば大成功。

 そのあたりはさすがIBM、オートノミックに128ビットスイッチング素子、パークリウム・アルゴン素子にハイゼンベルグの不確実性理論と、出てくる用語は本格的です。

 IBM FORUM 2003の本編を差し置いてのアクセス第1位に、苦労してオートノミックスやらグリッドやらを書いた本人としては、実に複雑な気持ちでありますが、「ほほぉー、そうですか。こういう記事もNewsで受けるのね」と新入り記者は思うのでありました。

 と、このコメントを書いていたら、つい今しがた日本IBM関係者からメールが(本当に)。

 「『うわぁ、IBMの最終兵器だ。』の記事が内輪で受けています。」

 な、なるほど。日本IBMの社員の方々が見てくれたら、そりゃアクセス数は伸びますわな。

[長浜和也, ITmedia]

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