News | 2003年4月2日 08:12 PM 更新 |
世界最大級のパーソナルロボット博覧会「ROBODEX2003」が2003年4月3−6日までの4日間、横浜市のみなとみらい・パシフィコ横浜で開催される。一般公開に先立つ4月2日、報道関係者を対象にその展示内容が公開された。
鉄腕アトムの誕生日である4月7日を目前にして催される記念すべき今回のROBODEXには、企業や各種団体など38(企業19、団体2、大学など13、地方行政1、海外2、個人1)のブースが設置。昨年の1.5倍に拡大された展示会場には、エンターテインメント/家事/働くロボットなど、人の暮らしにまた一歩近づき始めた90種類を超える最新のパートナーロボットが集結した。
メインステージでは、ロボットのパフォーマンスショー「ロボデックスパレード」が1日3回行われるほか、本田技研工業、ソニー、テムザック、松下電工、綜合警備保障などが、自慢のロボットを使ってさまざまなパフォーマンスを繰り広げる。
特に、本田技研工業のデモンストレーションは注目。既存のASIMOよりも“2倍速い”というテストバージョンの“銀ASIMO”が、華麗な歩行(速足?)を披露する。従来のASIMOの歩行スピードは、最高で時速1.6キロメートル。ヒューマノイド型ロボットが時速3キロ超で“駆け抜ける”さまは必見だ。(別記事を参照)
もちろんASIMOの新型バージョンや、1997年9月のプロトタイプ「P3」も登場する。
また、故手塚治虫氏の「鉄腕アトム」の設定上の誕生日(2003年4月7日)にちなんで、手塚プロダクションの手塚眞氏プロデュースによる「ATOM Dream Factory」を会場中央に設置。ビジュアリストの手塚氏ならではの、映像/音楽/照明がミックスされたアーティスティックな演出に合わせて、自由自在に動く三菱重工のロボットアームのパフォーマンスが見どころだ。最終日の4月6日には、アトムの誕生前夜祭も行われる。
なお、別会場では内外のロボット研究者/技術者、産・学会、有識者らが連日セッションを行う「ROBODEX FORUM―ロボットと暮らす新しい社会、始まる―」が催される。
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