| News | 2003年5月20日 02:33 PM 更新 |
ロボカップジャパンオープン2003観戦記
ヒューマノイド、ついに人間と戦う？（5/5）
先攻はBurning Star。1本目、2本目、力のはいったシュートなのだけど、Metallic Fighterの正面をついてしまう。3本目に至っては、Metallic Fighterが蹴り返すなどという味なマネをしてくれる。このあたり、しっかり試合になっているのだ。
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4本目は、キーパーの脇をうまく抜けるが、ゴールポストに阻まれる。惜しい。
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5本目は、キーパーがうまくセーブ。
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Burning Starはポイントならず。Metallic Fighterは1点でも取れば優勝である。
1本目は、蹴りのタイミングがずれて、全く届かず。そして2本目、会場が歓声に包まれる。
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昨日編み出した前転キックを、今日は完全に自分の技としてきたのだ（*8）。なんだかスポコンマンガみたいだ。そして、それを阻止したBurning Starもすごい。拍手喝采。
3本目、今度は普通のシュート。Burning Starがきっちり脚の間にはさんで止める。ほんとにできたばかりのロボットとは思えない運動性能である。
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4本目、再び前転キックを放つも、ボールはゴールの外側に飛んでいく。どうも、このキックは、本人もボールがどこに行くかよくわかっていないという性質があるようだ。
そして、5本目。最後のキックだ。ここはもう必殺技前転キックしかない。
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なぜ、この人は、こうおいしいところをきれいに持っていくんだろう。もう何度目だかわからない「絵に描いたような」で、Metallic Fighterが勝利。見事、優勝である。
徒競走（公開競技）
突如として企画された競技。ロボットが一列に並んで「よーいどん」で、かけっこをするっていうだけのもの。でも、こういう単純なのは好きだ。最初、40センチクラスの4体（Barukii2をのぞく）で走ったのだけど、やっぱりFirstepも仲間に入れてほしいということで、それも交えて5体でよーいどん。
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Firstepが、ちょっかいをかけながらも一着。やっぱり同じ距離を走るならば、大きいほうが有利なようだ。とはいうものの、2着は小さなSilf-H2だったりするんだけど。
フリースタイル
各ロボットをアピールする自由演技だ。でも、最初の顔見せとちょっと似た感じになっちゃったのが残念。もっと独自性が欲しかった。
でも、Firstepには独自性があった。Firstepと人間とで、コントをやったのだ。
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Firstepはよくやった。でも、相方がダメ。ヘタ以前に、台本を手に持ってコントをしている時点でダメ。そうすれば、たとえしらけたとしても「しょーもなぁ」に持っていくこともできたろうに。
優勝は、Silf-H2。きっちり性能を見せる演技である。なかでも、ジャンプが強い印象を与えた。わずか数ミリ浮くだけではあるのだけど、自分で飛び跳ねられるヒューマノイドっていうのは、あんまりない。浅田先生が欲しくなるわけである。
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以上で、ヒューマノイドリーグが終了。3つの競技のうち、2つはSilf-H2、1つはMetallic Fighterが優勝ということになった。新しい風はしっかり吹いた。
*8 蹴っているのは足の裏だから、ルール上も問題はないはずだ。ただ、国際大会になったときに、この技が認められるかどうかは、ちょっとわからないらしい。そういうところのルールはできるだけゆるやかにしておいたほうが、おもしろいと思うんだけど。
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