News | 2003年6月20日 07:57 PM 更新 |
日立グローバルストレージテクノロジーズ(Hitachi Global Storage Technologies)は、ニューヨークで開催中のCeBIT Americaに、同社の1.8インチHDDおよびマイクロドライブを出展している。
iPODのような携帯音楽デバイスあるいはHDDカムコーダー市場を狙って開発された1.8インチドライブは、すでにOEM向けの出荷を開始。具体的なOEM先名は挙げなかったが、搭載製品も近く登場する見込みだという。
また長らく後継機種の登場が待たれていたマイクロドライブに関しては、今年のInternational CESでモックアップを披露した4Gバイト版がまだ出荷できていないことを認めた上で、9月に製品を出荷するスケジュールで進行していることを明らかにした。
片面記録のみの2Gバイト版と同時に発売される予定。価格は「従来製品よりも多少安い程度」になるとのことだが、詳細は明らかにしなかった。
マイクロドライブは出荷時期について、今年第3四半期という漠然としたコメントしかなく、ハッキリとしたターゲットが不明だった。だが、これで入手可能な時期の一応の目安がついたことになる。
日立グローバルストレージテクノロジーズは日立製作所がIBMのHDD部門を買収したことによって設立された合弁会社。出資比率は日立70%、IBM30%だが、2005年末には日立の100パーセント子会社となる予定。
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[本田雅一, ITmedia]
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