News | 2003年8月20日 11:59 PM 更新 |
レンズ交換式一眼レフの魅力を支える豊富なEFレンズ群&システムアクセサリー
レンズマウントは伝統のキヤノンEFマウントを採用。1000ミリを超す超望遠レンズからフィッシュアイまで50種類を超えるEFレンズ群が使えるというレンズ交換式一眼レフの魅力が、低価格なEOS Kiss Digitalで楽しめるのだ。
また、EOS Kiss Digital専用レンズとして「EF-S」レンズシリーズを用意。レンズキット付属の標準ズームレンズ「EF-S 18−55mm F3.5−5.6USM」は、35ミリ判換算で29−88ミリ相当と使いやすい焦点距離となる。ボディのみとレンズキットの実売の差額が2万円なので、非常にお得なレンズといえる。ただしこのEF-Sレンズは、EOS Kiss Digital以外のEFマウントカメラ(デジタル/銀塩)で使用すると、レンズ後端部とクイックリターンミラーが干渉してしまう。そのため、EOS Kiss Digital以外は装着できないように独自のメカ構造を採用している。また、このレンズは単体では販売されない。
EF-Sレンズはこのほかに、望遠ズームレンズ「EF55−200mm F4.5−5.6 II USM」(35ミリ判換算で88−320ミリ相当)がEOS Kiss Digitalと同時に発売される。価格は4万円。
そのほか、EOSシリーズの豊富なシステムアクセサリーなどが使用可能。プリンターに直接つないでダイレクトプリントが行える「PictBridge」にも対応した。
「累計販売台数が850万台にも及ぶEOS Kissは、世界中で抜群の評価を頂いたが、そのEOS革命から10年が経過した。今回、EOS Kissの名を付けた商品を発売することは、銀塩EOS Kissのコンセプトをデジタル一眼の世界に広めたいというキヤノンの強い意志の表れ。EOS Kiss Digitalの発売をもって、一眼レフも本格的なデジタル時代に入った。EOS Kiss Digitalを起爆剤として、キヤノンのコーポレートブランドを一気に押し上げたい」(同社の御手洗冨士夫社長)
EOS Kiss Digitalの主な仕様は以下の通り。
製品名 | EOS Kiss Digital |
形式 | ストロボ内蔵デジタル一眼レフAF・AEカメラ |
レンズマウント | キヤノンEFマウント |
撮像素子 | 22.7×15.1ミリ有効約630万画素CMOSセンサー(総画素数650万、原色フィルター) |
ISO感度 | ISO 100/200/400/800/1600相当 |
記録画素数 | 3072×2048/2048×1360/1536×1024ピクセル |
記録方式 | JPEG、RAW(12ビット) |
AF方式 | TTL2次結像位相差検出(7点測距、EV0.5〜18、ストロボ補助光) |
フォーカスモード | ワンショットAF、AIサーボAF、AIフォーカスAF、マニュアル |
シャッター | 電子制御式フォーカルプレーンシャッター |
露出制御 | プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、被写界深度優先AE、マニュアル、E-TTLストロボAE |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒、バルブ |
ホワイトバランス | オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル |
ドライブ(連写機能) | 連続約2.5コマ/秒(最大4コマ) |
ストロボ | リトラクタブル(GN13)、E-TTL自動調光対応 |
液晶ディスプレイ | 1.8型TFT液晶ディスプレイ |
記録メディア | コンパクトフラッシュ(Type I/II) |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(BP-511/512、ストロボなしで常温600コマ撮影可能) |
サイズ | 142(幅)×99(奥行き)×72.4(高さ)ミリ |
重さ | 約560グラム(本体のみ) |
店頭予想価格 | ボディ12万円前後(電源セット付き)、レンズキット14万円前後(18−55mmズーム、電源セット付き) |
発売時期 | 9月20日 |
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[西坂真人, ITmedia]
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