News | 2003年9月16日 11:34 PM 更新 |
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1位 | コクーン、敗れたり? | ||
2位 | “善玉”ホームレスハッカー、FBIに自首へ | ||
3位 | 「周回遅れからトップシェアへ」――ソニーDVDレコーダー「スゴ録」 | ||
4位 | 日中韓の「脱Windows計画」にMicrosoftが異議 | ||
5位 | ついに始まったRIAAの一斉個人攻撃、261件の提訴 | ||
6位 | ソニー秋モデル、デスクトップは4機種17モデルを投入 | ||
7位 | “遅い”ネットワークの方がいいこともある | ||
8位 | RADEON純正ビデオカードの日本市場向け供給が停止 | ||
9位 | 「MOBILITY RADEON 9200」に「超低電圧モバイルCeleron/800A MHz」が採用されたバイオノート秋モデル | ||
10位 | ダウンロード楽曲の転売、ついに成功 |
先週のTop10では、迷走するソニーのDVDレコーダー製品戦略に鋭く迫った小寺氏のコラムが1位にランクインした。
ZDNetで「コクーン、敗れたり?」の記事を掲載したのが、8日未明(午前2時53分)のこと。3位の記事で分かるように、それからわずか半日後に、ソニーはDVDレコーダーの新製品「スゴ録」シリーズの市場投入を明らかにした。小寺氏の記事の結びにある「年末に向けてきっと勝負をかけてくる」との予測が、見事に的中したカタチとなったわけだ。
小寺氏の名誉のために断っておくが、ZDNet編集部でコラム記事を受け取ったのが掲載日前週末の9月5日のこと。当然、同氏はDVDレコーダー新製品群のことなど知る由もなかった。あまりの偶然に編集部も驚いたが、もっと驚いたのはソニーだったのではないだろうか。
“Cocoon”から“スゴ録”――。親しみやすさを狙った日本語名に、同社ならではのスマートさは影を潜めたが、そのネーミングには大逆転を狙う同社の思いが込められているのかもしれない。
いずれにしても、“賽(さい)は投げられた”わけだ。ゲームの双六(すごろく)の醍醐味は、リードしていてもゴールするまで勝負の行方がわからないところ。「ソニーという会社は、失敗から学ぶことができる企業である」ことを実践し、「一回休み」状態からしっかりと“ユーザーニーズ”という「賽(さい)の目」をピタリと出してもらいたいものだ。
[西坂真人, ITmedia]
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