News:ニュース速報 2003年9月30日 07:32 PM 更新

BSデジタル放送、コピーワンス信号を来春から送信

BSデジタル放送局6社は、番組録画を1回だけに制限するコピーワンス信号を2004年4月から送信すると発表した。

 BSデジタル放送局6社は9月30日、番組録画を1回だけに制限するコピーワンス信号を2004年4月から送信すると発表した。DVDレコーダーなどのデジタル録画機器では来春以降、番組録画は1回だけ許されるが、他の機器へのダビングはできなくなる。


 コンテンツ権利保護対策の一環で、WOWOWやスター・チャンネルなどで既に使用されているものをNHKと民放も採用する。デジタル放送にコピー制御信号を重畳し暗号化して送出し、BSデジタル対応機器に装着されている「B-CASカード」によって復号化する仕組みだ。VHSビデオデッキなどのアナログ機ならこれまで通り録画できるとしている。

 送信開始に先立ち、既に販売されたBSデジタル受信機のB-CASカード向けに同方式に対応したデータの送信を始める。初期出荷分のB-CASカードには対応データを書き込むのが目的。

 BSデジタル放送は2000年12月にスタート。8月末の受信世帯は440万世帯と目標の半分以下にとどまっている(関連記事を参照)。



関連記事
▼ 「コピーワンスコンテンツ」がもたらす弊害
デジタル放送が普及していくことで、今後はコピーワンスコンテンツが急増する。これは、デジタルレコーダーに新しい機能を実装する必要をせまるものといえるだろう。

▼ BSデジタル放送、「1000日で1000万世帯」の半分以下

関連リンク
▼ BSデジタル放送推進協会

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.