News:ニュース速報 | 2002年2月8日 02:27 PM 更新 |
トランスウエアは2月8日,Webブラウザ「Opera」の日本語版を3月下旬に発売すると発表した。当初はWindows版のみだが,MacintoshやLinux,Solaris版も順次発売する計画。価格は4800円。同日,ベータ版の先行公開が始まった。
OperaはノルウェーのOpera Softwareが開発したWebブラウザ。独自レンダリングエンジンを搭載し,“世界最速”のWebブラウジングを実現している。メインウインドウに複数のWebページを表示できるほか,マウスによる「ジェスチャー」で“進む”“戻る”といった操作が行える操作方式,全機能に割り当てられたキーボードショートカットなどが特徴。本体のダウンロードサイズは3.2Mバイトと小さい。
「Opera 6.0」はUnicodeをサポート,日本語表示にも対応した。国内ユーザーグループ「Opera Japanese Users Group」が作成した日本語化ツールにより,英語版のメニューなどを日本語化して利用できた。トランスウエアがOpera Softwareとライセンス契約して販売するのは,最新の「Opera 6.01 for Windows」の日本語版だ。
対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP。まず無料版をダウンロードし,その後でライセンスを購入する形だ。ライセンスを購入しなくても利用できるが,その場合はウインドウ上にバナー広告が表示される。ライセンス料を支払うことでバナーが表示されなくなる。発売記念として3800円のキャンペーン価格を設定する。アカデミックライセンスは2800円。
正式版のリリースに合わせ,「Opera Japanese Users Group」は日本語化ツールの最新版「Starterkit II」を公開した。文字化け対策や,言語ファイルの漢字を全部ひらがなにした「こども言語ファイル」が含まれる。同グループのサイトで無料でダウンロードできる。
日本語正式版には「Opera Japanese Users Group」が手がけた日本語リソースが採用されている。同グループは「全く初めての経験で,有志のボランティアがどこまでできるかまったく自信がなく,ヘルプまで全部日本語化できるなんて到底思っていませんでした。今は日本語移植作業を無事まっとう出来たことに心からホッとしています」とコメント。今後はユーザーフォーラムを運営しながらOperaの普及に協力するとしている。
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関連リンク
Opera日本語版
MoonStone's Laboratory(Opera Japanese Users Group)
IdiotSite for Opera(OperaのFAQやTIPSを日本語訳している個人サイト)
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