米MontaVista Softwareは11月16日(現地時間)、松下電器産業と組み込み向けLinuxの包括契約を結んだと発表した。
契約は同OSの全3製品(Professional Edition、Carrier Grade Edition、Consumer Electronics Edition)について。松下はIPセットトップボックス「ブロードナウ」にMontaVista Linuxを採用しており、ネットワーク対応家電などに同OSの搭載を進めていくと見られる。
両社は、家電向けLinux開発を進める業界団体「CE Linuxフォーラム」のメンバー。
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