三井住友銀行は12月19日から、指静脈認証技術を使ったICキャッシュカードの受け付けを始める。
ATMでの利用の際、暗証番号に加え、手の指の静脈でも本人確認を行うため、偽造や盗難などによる不正出金を防げるとしている。まず本支店のATM約1000台で対応し、順次増やす。
採用した指静脈認証技術は日立製作所が開発し、日立オムロンターミナルソリューションズがシステム一式を受注した。日立は「指静脈認証技術の認証精度の高さや使いやすさ、認証速度の速さが高く評価された」と話している。
みずほ銀行、日本郵政公社も同技術を採用したICキャッシュカードを発行する予定。
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