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NTT東日本の法人顧客情報などがWinnyで流出、元社員のPCから
NTT東日本東京支店の元社員の個人用PCがウイルスに感染し、法人顧客と同社社員の情報、計190件がWinnyネットワークに流出した。
NTT東日本東京支店は12月19日、同社の元社員の個人用PCがウイルスに感染し、法人顧客と同社社員の情報、計190件が流出したことを明らかにした。
同支店が明らかにしたところによると、情報流出が判明したのは12月8日。2004年6月に退職していた元社員の個人用PCがウイルスに感染し、法人顧客や当時の社員情報などが含まれた業務関連ファイルがWinnyネットワーク上に流出したという。
流出したのは、法人顧客の名称/電話番号11件と、2003年ごろにNTT東日本に在籍していた社員の氏名や所属、通勤費に関する情報などが179件。NTT東日本では12月16日までに、当該顧客に対するお詫びと事情説明を行った。社員についても順次対応中という。
NTT東日本では、「業務関連ファイルの社外への持ち出しは従来より禁止している」が、今回の件では、Winnyがインストールされた個人用PCに、個人情報を含んだ業務関連ファイルが保管されていたことが明らかになった。同社はこの事態を受け、社員教育のいっそうの徹底など、情報管理のさらなる強化を図るとしている。
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