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ブロードバンド市場、「トリプルプレイ」が規模拡大――米調査
最大で3000万以上の家庭が「ネット」「電話」「放送」のトリプルプレイ市場の対象になりうる。プロバイダーにとっては、バンドル販売の成否がより重要になるという。
米調査会社Yankee Groupが、ネット・電話・放送を1つの回線で提供する「トリプルプレイ」市場の規模を予測した。2009年には、トリプルプレイ市場の機会規模は1453億ドルに達すると見ている。
米国では今後3年間、毎年3200万〜3500万の家庭がブロードバンドサービスの切り替えを行うと見られる。この数字は現在既にブロードバンドサービスを購入している家庭の数に匹敵することから、ほとんど全ての家庭が、なんらかのサービスの切り替えを毎年行うことになる。
こうしたサービスへの1家庭当たりの出費は4000ドル前後を推移するため、今後3年間のトリプルプレイ市場の機会規模は、2006年に1375億ドル、2009年には1453億ドルに達すると見ている。市場規模は拡大するものの、実際には複数のサービスをバンドリングして購入する家庭が増えることで、サービス購入家庭の延べ数は減少する。Yankee Groupでは、「今後はサービスの組み合わせ、バンドリングの成否がユーザーの獲得に大きな影響を持つようになり、中でも高速データサービスが要になるだろう」とコメントしている。
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