夜間にオークション方式で株式売買が行える国内初の私設市場として、カブドットコム証券の夜間市場「kabu.comPTS」が9月15日午後7時半に始まった。
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当初は東証1部銘柄を中心に、流動性が高い300銘柄の現物取引を対象にスタート。この日の大引け前に業績の大幅下方修正を発表した日立製作所が、取引所終値から安い値を付けて取引が成立する場面も見られた。
同市場は取引所の立ち会いがある日の午後7時半から午後11時まで開き、通常の取引と同じ流れで注文から約定、決済まで行える。年末まで、約定代金1000万円まで手数料を378円とするキャンペーンを実施している。
株式の私設取引システム(PTS)は、昨年の証券取引法改正で可能になった。松井証券は来春の開始を計画し、SBIイー・トレード証券とSBI証券、楽天証券、GMOインターネット証券、オリックス証券の5社も共同で準備を進めている。
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