2005年の年末商戦、小売りサイトの売上高ピークは12月12日
オンラインショップへの訪問者数が年間で最も多い日とされるサイバーマンデー。しかし売り上げは最高ではないようだ。
2005年の年末商戦で、ネット小売りサイトの売上高が最も高かったのは12月12日で、サイバーマンデー(昨年は11月28日)は2位だった。ショッピング検索サイトの米Shopzillaが11月27日に報告した。
米comScoreの調査でも、12月12日、13日はオンライン取引が多い日であり、昨年12月12日のオンライン小売りの売上高は5億5600万ドル、サイバーマンデーは4億8500万ドルだった。Shop.orgは昨年12月12日の売上高が多かった理由について、多くのオンライン小売店の無料郵送サービス期間の最後の数日間に相当していたためと分析している。
また米Coremetricsによると、今年、オンライン小売り売り上げが最も高くなると予測されるのは12月4日で、サイバーマンデーよりも売り上げが19%多くなる見通しだという。
サイバーマンデーの売り上げは年間トップではないが、Webサイト訪問者数は多い。昨年は60%以上のオンライン小売店で、同日の訪問者数が大幅に増えた。その理由は、サイバーマンデーにプロモーションを開始するサイトが多いためと見られる。昨年は、同日に特別セール開始を予定していた小売店が43%あった。今年新設されたCyberMonday.comでは、400近いオンライン小売店の特別セールを紹介している。
サイバーマンデーは平日であるため、職場でネット購入する人も多い。調査によると、6100万人が今年職場での購入を予定しており、昨年の5170万人を上回っている。時間帯では、昼食時が11%、午後が20%、早朝が21%、午前中が22%だった。
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