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Samsung、モバイル機器向け1GビットDRAM発表
Samsungがモバイル機器向けに、80nmプロセスによる1GビットDRAMを発表した。量産開始は2007年第2四半期を見込む。
韓国Samsung Electronicsは12月27日、80ナノメートル(nm)プロセスによる業界初のモバイル機器向け1GビットDRAMを開発したと発表した。
新メモリは低消費電力DDRまたはSDRAMとして知られるDRAMで、デジタルカメラや携帯メディアプレーヤー、携帯ゲーム機器などへの搭載が見込まれている。
従来の512Mビットチップを2枚使った1GビットDRAMとは異なるモノリシック構造で、パッケージング技術は同じだが、待機電流(セルフリフレッシュ電流)を30%抑えることに成功したという。
また512Mビットチップを2枚使った従来製品より最低でも20%の薄型化を実現。複数のチップを組み合わせるパッケージで、フラッシュメモリと組み合わせて使用することも可能。量産開始は2007年第2四半期を見込む。
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