AOL、「Google AdWordsベース」キーワード広告サービスを開始
AOLが、2005年以来提携関係にあるGoogleの「AdWords」技術に基づく新しい広告サービス「AOL Search Marketplace」の提供を開始した。
Time Warner傘下のAOLは4月9日、米Googleの「AdWords」技術に基づく検索キーワード広告配信サービス「AOL Search Marketplace」の提供を開始した。AOL Search Marketplaceは、AOLのクライアントアプリケーションやAOL.com上で、AOLの検索エンジンを利用するユーザーに対象を絞った広告掲載を可能にする。
GoogleとAOLは、GoogleがAOLに出資するなど、2005年12月以来の提携関係にあり、今回のAOL Search Marketplace公開も提携の一環だという。
AOL Search Marketplaceでは、広告主は広告掲載に関する機能や報告機能など、AdWords同様の機能を利用可能。AOLでは「検索とディスプレイ(広告による)キャンペーンが調和すれば、多大なインパクトが得られる」とし、従来のディスプレイ広告などに加えてAOL Search Marketplaceを提供することで、広告主に対し一貫したサービスを提供できるとしている。
AOLは併せて、AOL検索エンジンの機能強化も発表した。β公開中の地域情報検索「AOL Local Search」では、地図サービスMapQuestの技術とAOLの地域情報サイト「CityGuide」の情報を統合し、地域情報の入手がより簡単にできるようにした。また、ショッピング情報検索「AOL Shopping and Commerce Search」では、PriceGrabber.comとの提携により、価格比較サービスの利用が可能となった。
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