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MS、「移民政策対応」でカナダにソフト開発拠点を開設

米国で外国人エンジニアの採用が難しくなる中、Microsoftが「高度なスキルを持つ従業員の確保」を目的に、カナダに開発拠点を開設する。

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 米Microsoftは7月5日、カナダに新しいソフトウェア開発拠点を開設する計画を発表した。この「カナダ開発センター」は、ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバー近郊に、今年秋に開設される予定。

 米国では、企業が採用できる外国人従業員の数が一定数に限られており、特にハイテク企業による外国人エンジニア採用が難しくなっている。ビル・ゲイツ会長は、3月に米上院での公聴会で、こうした状況が「米国企業の競争力低下につながる」と訴えていた。

 同社ではバンクーバーについて、「本社オフィスに近い」地理的な条件のほか、「米国の移民問題で影響を受けた、高度なスキルを持つ人々の採用や維持が可能になる」ことを利点として挙げている。

 Microsoftでは、本社近辺のオフィス拡張計画を4月に、ボストンオフィスの開設を2週間前に発表しており、今回のカナダ開発センターの開設はこれに続くものとなる。

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